稲垣足穂コレクション 4 (ちくま文庫 い 53-4)

著者 :
制作 : 萩原 幸子 
  • 筑摩書房
3.30
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本棚登録 : 67
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480420299

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  • 『ヴァニラとマニラ』、『緑の蔭-英国的断片』、『臀見鬼人-いさらいみのおにびと』、『山ン本五郎左衛門只今退散仕る』、『彼等[THEY]』、『レーディオの歌』、『フェヴァリット』、『星は北に拱く夜の記』、『新=犬つれづれ』、『かものはし論』の10編を収録。タルホ的オブジェが其処彼処に散りばめられている。美少年、少年愛もオブジェ的嗜好に過ぎない。『A感覚とV感覚』を再読しようと思ったが、A感覚礼賛、臀部礼賛にお腹一杯なのでもう少し後にしよう。

  • 『自由の塔に幽閉されたサド侯爵の話に始まる「ヴァニラとマニラ」。究極のエロスあるいは極端な淫蕩のさまざまをめぐって考察され、星屑のようにオブジェがちりばめられる。さらに肛門感覚の魅力を探求する作品群に、異色怪異譚「山ン本五郎左衛門只今退散仕る」を併せて収録する。』 そんな感じ

  • たしか途中からエグい。(読まないながら賛成)(個人的な閾値、顕微鏡で覗いた細胞の感じがグロくて脊髄反応で顕微鏡から目を離す態度)

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著者プロフィール

稲垣足穂(1900・12・26~1977・10・25) 小説家。大阪市船場生まれ。幼少期に兵庫・明石に移り、神戸で育つ。関西学院中学部卒業後、上京。飛行家、画家を志すが、佐藤春夫の知己を得て小説作品を発表。1923年、『一千一秒物語』を著す。新感覚派の一人として迎えらたが、30年代以降は不遇を託つ。戦後、『弥勒』『ヰタ・マキニカリス』『A感覚とV感覚』などを発表し、注目を集める。50年に結婚、京都に移り、同人誌『作家』を主戦場に自作の改稿とエッセイを中心に旺盛に活動し始める。69年、『少年愛の美学』で第1回日本文学大賞受賞、『稲垣足穂大全』全6巻が刊行されるなど「タルホ・ブーム」が起こる。

「2020年 『稲垣足穂詩文集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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