人生の教科書人間関係 (ちくま文庫 ふ 29-6)

著者 :
  • 筑摩書房
3.49
  • (13)
  • (18)
  • (46)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 297
感想 : 38
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480423184

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 情で支え、パワーで支配する構造から、信頼と共感が人と人とを結びつける要となります

  • 藤原氏の体験談を下に書かれているので、非常にイメージしやすく自らの追体験も生みやすいと感じる本でした。

    会話の中に!を作り出すことで、人間関係が今よりも限りないものになると書かれていたことに大変共感した。

  •  ハウツー本の対象が「人間関係」という大きなものなので、ハウツーを書くのが難しいと思う。さすがに藤原和博氏は、そこいらへんを巧くまとめている。

  • ブリッジマン p107

  • 他人との関係を上手に構築していくために、どんなことを考えればいいのかを質疑形式で指南している本。わかりやすい。

  • 若いころは、
    自分がなにかを出来るようになることが
    楽しかったりしたものです。

    しかし、年齢を重ねてステージが上がるごとに、
    ステージに合った、それなりの人との
    人間関係の大切さを痛感するようになりました。


    本日ご紹介する本は、
    良好な人間関係を築くための秘訣をまとめた1冊。

    ポイントは
    「組み合わせる力」

    重要なのは、
    質の高い情報を誰がもっているか知っていて、
    いつでもアクセスできること。

    そして、仲間を集めて互いの力を補い合い、
    目的を達成する力を付けることが重要です。




    「失敗はチャンス」

    失敗してしまったら、
    人間関係が悪くなると思ってしまうものです。

    しかし、失敗は相手のふところに入るチャンス

    誠意ある対応ができれば、
    もう一段深いレベルの交流ができるようになるものです。



    その他、人間関係にはコミュニケーションが重要。
    コミュニケーションの取り方や考え方についても
    参考になることがたくさん書かれている良書でした。

    ぜひ、読んでみてください。

    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    相手が一番話したい事を想像することを心がける
    人間関係力を身に着けている人はケンカをした後でも、関係を修復できることを知っている
    相手と自分の共通点を探してリンクを張る
    人付き合いはコストではなく、自分への投資
    失敗してしまったら、一段深いレベルの交流へと局面を変えるチャンス
    人間に関心を持つこと
    信頼と共感が人と人を結びつける
    面白い話は圧倒的に体験談
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    1 世界中に「自分ネットワーク」を広げる方法
    2 お金でもなく名誉でもなく
    3 あなたが「忘れられない人」になるために
    4 あなたが「リスペクトされる人」であるために
    5 人間関係から生み出されるチカラとは?
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  • アポトーシスを知るきっかけになった。

  • 藤原流の人間関係の構築方法とその意味するところを平易に語ってくれている。

  • 人間関係の根幹になるクレジットをいかにして蓄積するかを、分かりやするたくさん説明した本。
    非常に読みやすいし、ためになるエッセンスがちりばめられている。特に印象に残ったポイントをまとめると、以下の三点。
    ①自分という存在を自分ネットワークの総体だと考え、ネットワーク脳を育むことが知恵を豊かにする。だからこそ、聞く姿勢が非常に重要。
    ②プレゼンテーションは、理路整然と自分の考えを説明することではなく、自分の中にあるイメージを相手の中に結ぶ行為。一般論や「あるべき」論はつまらない。具体的な数字や、わかりやすいたとえ話の方が心にヒットする。
    ③成熟社会で大事になるのは、身につけた知識や技術を組み合わせて納得解を引き出す力、つまり「情報編集力」。これまでの「情報処理力」が、ジグローパズルを解くのに対し、情報編集力は、レゴで世界観を作り上げること。
    レゴブロックの例などは、②を体現していて見事な表現。こういう力をつけたい。

  • 人間関係を深めるポイント、それは会話の中に「!」があること。「!」があると。エネルギーの交流がはじまると著者はいう。
    話を聞くことが大事 そう思っているし、そうなのだけれども、聞くために何をしなければならないのか。問いかけである。相手に訊かなければ、何も聞けない。そして、この問いかけの「?」こそ、「!」を生む! と言っていてる。また、その訊きどころが、「相手の一番話したいこと」(を想像しながらで)ということなのだ。ある種、需要と供給のような関係にも似ていると思ったのだが、相手の気持ちを満たせること、これは相手にとって、自分が好印象でとらえられる可能性が大きく上がるというわけだ。
    僕が、この本で一番好きなところは、肩書、学歴をいう必要はない! というところだ。その肩書に凝り固まり、自分の魅力を表現できない可能性があるからだ。そして、その肩書が通用しない世界(ところ)でこそ、問いかけをしていき、相手の話したいことを言わせてあげるような、そんな存在、=忘れられない人 に押し上げてくれる というところだ。 実際、僕も学歴にこだわるところがあり、でも仕事ができなければ学歴なんて、ゴミ屑と同じ ということに気づいてきた中で、この意見を聞けて自分でもしっかり納得できてよかった。 
    そして、最後にこの本のエッセンス「訊いて聞いて聴きまくる!」を紹介して、レビューを終わりにする。

全38件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

藤原和博(ふじはら・かずひろ)
「朝礼だけの学校」校長。1955年東京生まれ。1978年東京大学経済学部卒業後、株式会社リクルート入社。東京営業統括部長、新規事業担当部長などを歴任。メディアファクトリーの創業も手がける。1993年よりヨーロッパ駐在、1996年同社フェローとなる。2003~08年、杉並区立和田中学校で義務教育初の民間校長を務める。2008~11年、橋下大阪府知事の特別顧問。2014年から佐賀県武雄市特別顧問。2016~18年、奈良市立一条高等学校校長を務める。

「2021年 『「人生の教科書」コレクション全10冊セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

藤原和博の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×