増補 スペースシャトルの落日 (ちくま文庫 ま 38-1)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480426895

感想・レビュー・書評

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  • 難解。専門用語以外のところで雰囲気を掴みながら読むことで精一杯。ただ、それだけでも流れはわかる。
    かっこよく、夢と希望の象徴であるスペースシャトルの現実と人間の絡みを知ることができる。どこの世界も政治とお金、利権で動いているのだということを。

  • スペースシャトルというものは素晴らしくて良いものだと思ってたが、この本を読むと変わった。
    スペースシャトルは複雑すぎて、万能を求めて無能になってしまったようで、特徴的な羽も無駄なものだったことがわかった。その羽があったために事故になってしまった。

    技術的に難しい(推進剤とか)ことがらを素人にもわかりやすいよう説明されていて読みやすい。

  • 先日の地元紙の書評欄で気になった1冊です。日本人宇宙飛行士さんが先日飛び立ったところに水を差して恐縮なのですが(苦笑)。「使いまわしできる宇宙船」の発表は、当時子どもの私にはとても新鮮でした。でも…大人になるにつれ、NASAの中でプロジェクトどうしのつばぜり合いやら、宇宙開発にもうさんくさい的なものがあるのもわかってきたし。それにもまして、「30年近く経っても、定員・積載量が倍にもならないのはどうよ?」という、私のまわりのとあるド素人、Xさんの疑問ももっともだと思います。うーん、やっぱり軌道エレベーターの出番(笑)?

  • 文庫のこの値段で読めるなんて幸せ!最終章は最新情報も加えられて参考になります。自分でもこれからの宇宙開発を考えてみようと言う気にさせてくれる1冊です。さて考えてみよう(^^;

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著者プロフィール

ノンフィクション作家/科学技術ジャーナリスト宇宙作家クラブ会員。1962年東京都出身。慶應義塾大学理工学部機械工学科卒、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。日経BP社記者として、1988年~1992年に宇宙開発の取材に従事。その他メカニカル・エンジニアリング、パソコン、通信・放送分野などの取材経験を経た後、独立。宇宙開発、コンピューター・通信、交通論などの分野で取材・執筆活動を行っている。

「2022年 『母さん、ごめん。2 ― 50代独身男の介護奮闘記 グループホーム編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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