ちくま文学の森5巻 思いがけない話 (ちくま文学の森 5)

制作 : 安野 光雅  森 毅  井上ひさし  池内 紀 
  • 筑摩書房
3.75
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本棚登録 : 70
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (518ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480427359

感想・レビュー・書評

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  • こういったオムニバス形式の短編集は久しぶり。 和洋様々なセレクト。 O.ヘンリー『改心』、T.F.ポイス『バケツと綱』、菊池寛『仇討三態』、久住十蘭『湖畔』、ホフマン『砂男』がよかった。 菊池寛の他の著作を読みたくなる。 安野光雅の装画も秀逸。

  • テーマが『思いがけない話』と謳ってあると、なんか期待し過ぎてしまいます。

    思いがけない話として、というか、単に物語として、楽しめたものが面白かった。


    ☆特に好きだと思った作品

    室生犀星『夜までは』
    O・ヘンリー『改心』
    サキ『あけたままの窓』
    菊池寛『仇討三態』

  • 夜までは 室生犀星
    ミステリ好きには見逃せないテーマ。☆5は笑える煙草の害について、仇討というそれだけでドラマティックな仇討三態。☆4は改心。既読だが、湖畔は超名作。

    改心 オー・ヘンリー
    くびかざり ギ・ド・モーパッサン
    嫉妬 フレデリック・ブウテ
    外套 ニコライ・ゴーゴリ
    煙草の害について アントン・チェーホフ
    バケツと網 シオドー・フランシス・ポイス
    エスコリエ夫人の異常な冒険 ピエール・ルイス
    蛇含草 桂三木助
    あけたままの窓 サキ
    魔術 芥川龍之介
    押絵と旅する男 江戸川乱歩
    アムステルダムの水夫 ギョーム・アポリネール
    人間と蛇 アンブローズ・ビアス
    親切な恋人 アルフォンス・アレー
    頭蓋骨に描かれた絵 マッシモ・ボンテンペルリ
    仇討三態 菊池寛
    湖畔 久生十蘭
    砂男 ホフマン
    雪たたき 幸田露伴

  • 収録作ぜんぶ面白い。面白い小説は、特に短篇は、書き出しの一行からびんとくるので感嘆してしまう。ため息。
    まづ犀星さんの最初の詩がね…思いがけないよ確かに(笑)!

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