土屋耕一のガラクタ箱 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480431431

感想・レビュー・書評

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  • 話し言葉が多めだからか、土屋さんのお話をお酒を飲みながら楽しく聞いている感覚を味わえる本だった。
    もちろん、舞台は昭和40年代。

    うまいキャッチコピーを書くにはどうしたらいいんだろう?とこっちは多少気負い気味で土屋さんに向き合う。
    でも初っ端から言葉遊びで笑いつつ圧倒され、お茶目な中に鋭い目線を感じ、広告に対する問題提起に真顔になってただ聞くのが精一杯になり、最初の気負いなんてどこかに消えた。
    と思ったら、最後の最後で聞きたかった答えを教えてくれた土屋さん。
    読み終えたあと、最初の「広告あそび」をもう一度読み返したら、ラ・ストラーダが目の前に見えはじめた感じがした。

    お洒落で真面目で余裕がある大人な男性。
    土屋さんに恋してしまったようだ。

  • 言葉の距離感、非常に勉強になった。

  • 今の時代に読んでも遜色ない。

  • 日本のコピーライターの草分け的存在の土屋耕一。1957年刊行の一冊が文庫化で復刊。お馴染みの回文から俳句、当時の広告関連雑誌の連載など言葉にまつわるコラムが満載。日本語表現の楽しさが時代を超えても十分楽しめる。

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