超発明: 創造力への挑戦 (ちくま文庫 ま 47-2)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480431479
#SF

感想・レビュー・書評

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  • 純粋な、余計な知識とか尻込みなしに理想を描いてる 面白過ぎる

  • この本は自分両親が生まれた頃に書かれ、作者は私が生まれる前年に亡くなった。
    私が生きる時代の前時代を生きた作者の発想はとても面白かった。
    ドラえもんのひみつ道具のような発明の数々には、既に実現しているものもあり、未来を生きる私はニヤニヤしながら読んでしまった。
    一方で、いやいや絶対作れないだろうというものも多かったが、これらもまた、いつか読み返したり、後世の人間が読んだらニヤニヤが止まらないものになるのだろうか。
    建築と直接は関係なくとも、この自由な発想、アイデアはとても参考になるものであった。

  • 1971年の頃に書かれたもので、いくつか現実になっている(意味的に)。未来というより発想の遊びである。

  •  小学生のころ、少年マガジン巻頭で「超発明」の小特集が組まれたことを憶えている。「製氷旅行」「改良果実」「生命判断器」などがカラーで紹介されていた。
     星新一/作 真鍋博/画が、この上ないコンビネーションだったことを本書で思い知る。
     デザイン科と思いきや、多摩美の油絵だったのか。星新一にイラストを提供したお二方はいずれも多摩美出身というわけだ。
     ドラえもんと似た発明も見受けられる。「中心引力圏ミニ地球」は重力ペンキ、「時間感覚変更装置」は「時間貯金箱」に発想が近い。

  • 昔のSFに出てきそうなイラストやアイデア集。懐かしく読んだ。

  • 古今東西の珍発明を集めた本かと思いきや、全部著者によるんだねえ。すごい。
    で、それを知った後は「まあいかに想像力をたくましくしても、藤子マンガの枠を出ることはないだろう」なんて考えながら読んでみたんだけど、いやお見事。藤子先生とはまた全然違った角度から想像力を飛躍させている。
    僕の想像力のなさを痛感させられた良書です。申し訳ございません。

  • 2015年1月25日に開催されたビブリオバトルinいこまで発表された本です。テーマは「ギャップ」。

  • さすがに、イラストのタッチが古くさい感じもしますが、今の時点で実現されているネタがそれなりにあるのがすごいところ。
    今、同じようなことを書くとしたら、もっと夢が無くなりそうな気がします。
    考えれば、ドラえもんの秘密道具とか、今考えるのって難しいんだろうなぁ。

  • 大分昔の「有ったら面白そうな道具」を並べてみました

    見開き1頁で、1発明独特の絵と説明文が面白い。
    今、現実にあると、さらに面白い。

  • クリエイティブな人の発想が実現することが未来生活への一歩!

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著者プロフィール

1932-2000年。愛媛県生まれ。多摩美術大学油画科卒。イラストレーターとしてシャープで緻密な画風で小説などの挿絵、装幀を数多く手がけたほか、日本万国博への参画、バイコロジーの提唱、文明批評的エッセイの分野でも大きな足跡を残す。著書に『寝台と十字架』、『2001年の日本』、『超発明』、『歩行文明』、『真鍋博のプラネタリウム 星新一の插絵たち』など。

「2019年 『新装版 真鍋博の鳥の眼』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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