温泉まんが (ちくま文庫)

著者 : 山田英生

• 筑摩書房 (2019年10月10日発売)

作品紹介・あらすじ

収録マンガ家：つげ義春、つげ忠男、畑中純、ますむらひろし、池辺葵、刀根夕子、松森正、楳図かずお、上村一夫、楠勝平、杉浦日向子、白土三平。

感想・レビュー・書評

[ことぶきジローさんの感想 · 2019年10月14日]

山田英生『温泉まんが』ちくま文庫。

温泉をテーマにした短編漫画アンソロジー。つげ義春、つげ忠男、畑中純、ますむらひろし、池辺葵、刀根夕子、松森正、楳図かずお、上村一夫、楠勝平、杉浦日向子、白土三平の作品を収録。

つげ義春の短編は独特の味わいで名人芸の域。ミステリーっぽい、松森正、上村一夫、白土三平の短編が良かった。

本体価格780円
★★★★

[knkt09222さんの感想 · 2020年6月11日]

山田英生・編
■第１章・温泉宿
・二岐渓谷　つげ義春……１９６８発表。参照・１９８５「石を売る」は休筆直前。
・懺悔の宿　つげ忠男★……１９８６発表。作者一番脂がのっている時期。なんと「石を売る」の男がゲスト出演。……義春がＳ級だからその影響で、本来ならＡ級なのにＢ級と見做されがちな作者、このアンソロジーでは明らかに兄の上手だ。
・まんだら屋の良太 雪子　畑中純
■第２章・効能
・コスモス楽園記 南洋日本風景　ますむらひろし
・プリンセスメゾン 旅人　池辺葵★……既読だが、このアンソロジー中で見ると、よい。よきよき。
・おもひでぽろぽろ 田舎しらず　　岡本螢・作、刀根夕子・画……実は書店で見かけたことがないが、いずれ手にしたいものだ。
■第３章・事件
・湯けむりスナイパー 元・殺し屋の直感　ひじかた憂峰・原作、松森正・作画★……絵柄も取り立てて好きじゃないしなんつーこたあない話だが、印象深い。
・宿　楳図かずお
・刺青心中 [怨霊十三夜]より　上村一夫
■第４章・人間模様
・しまい風呂　楠勝平
・湯治場にて　杉浦日向子
・神隠し　白土三平

[pさんの感想 · 2019年10月15日]

とりあえず温泉好きで、タイトル見て買いました。
見たことのない作家さんの作品で、なかなか個性強く面白かった。
作品に出てくる温泉地にも行ってみたい。

[conoki69さんの感想 · 2019年11月4日]

このところ温泉行きたいなぁ〜と思ってたもんだから、ついポチッてしまったけど、それほど「温泉」を感じることがなかった。

[toripenginさんの感想 · 2020年2月27日]

温泉を巡る短編まんが集
好みの作品が選ばれすぎている。

まんだら屋の良太
プリンセスメゾン
宿

などが良かった。

[taguttiさんの感想 · 2019年11月1日]

＜目次＞
第１章　　温泉宿
第２章　　効能
第３章　　事件
第４章　　人間模様

＜内容＞
渋い本。温泉（一部銭湯）を舞台としたマンガをさらりとまとめた。

[ysdsts1981さんの感想 · 2024年3月20日]

2024年3月読了。

[you9999さんの感想 · 2021年7月31日]

温泉行きたい。

著者プロフィール

山田 英生（やまだ・ひでお）：1968年生まれ。内外タイムス、アサヒ芸能記者などを経て、現在では、書籍、コミックの企画編集、雑誌記事の取材執筆に携わる。編書に『原水爆漫画コレクション』全4巻などがある。共著書に『「暴力団壊滅」論』（「やくざコミック規制」などを分担執筆）がある。

「2023年 『孤独まんが』 で使われていた紹介文から引用しています。」