林静一コレクション ――又吉直樹と読む (ちくま文庫)

著者 : 林静一

制作 : 又吉 直樹 

• 筑摩書房 (2021年12月13日発売)

作品紹介・あらすじ

実験と試行の時代を先導した作品世界を、当代随一の林静一フォロワーである又吉直樹氏が「青春の詩」として新たな光を当て、精選する。

感想・レビュー・書評

[darkavengersさんの感想 · 2022年1月6日]

最近、どういうわけか「赤色ｴﾚｼﾞｰ」が読みたくなった。
小学館から出たｾﾐﾊｰﾄﾞｶﾊﾞｰの愛蔵版を持っていたのだが、10年程前に処分してしまい読もうにも読めない。
これは古本を探すしかないなと、思ったところに ちくま文庫から本書が発売。
これはﾗｯｷｰとろくに中身を見ずに購入。

・巨大な魚
・赤とんぼ
・花ちる町
・花さく港
・赤色ｴﾚｼﾞｰ(抄録)
・赤いｴﾅﾒﾙ靴
・赤地点
・降りしきる
・桜色の心
・酔蝶花
・林 静一・又吉直樹 対談
を収録。
赤色ｴﾚｼﾞｰと花ちる町以外は初読みとなるのだが赤色ｴﾚｼﾞｰの(抄録)というのが気になって調べてみたら............なんと!読むのに必要ではないと思われるﾍﾟｰｼﾞをｶｯﾄして収録してあるのだ!!
当然、作者の了承を得ているのだろうけど このやり方は残念。
どうせなら「赤色ｴﾚｼﾞｰ」で一冊、その他の作品で一冊の2巻で出した方が良かったのでは?

初読みの作品が収録されているのは嬉しいが、やはり「赤色ｴﾚｼﾞｰ」がｶｯﾄ版という事で不満が残る。
なので、『完全版』を探す事に決定。(いつ巡り会う事やら)

本当なら星2ではあるけど、現在の林 静一の対談が載っているのでその分を足して評価は星3で。

[猫丸(nyancomaru)さん · 2022/04/08]

darkavengersさん
ありがとうございます
「YouTube」後で見てみよっと。。。

NHKみんなのうたのサイトで「林静一」を検索したら17件ヒットしたのですが、残念なコトに猫は歌とか思い出せないのばかりでした。。。

[本ぶらさん · 2022/05/27]

前のコメントの後、アマゾンで見たら「赤色エレジー」の古本が安かったんで買っちゃいましたよ。
いやー、スゴイ。
なんだか言葉が出なかったです(^^ゞ

「赤色エレジー」のあの時代感って、darkavengersさんだとギリギリ記憶ある(TVや映画等間接的にでも)んですかね？
自分は、間接的に、あるいは当時のTVや映画を後追いで見て、なんとなーく雰囲気を知ってるんですけど、読んでいて、まざまざと甦ってきちゃって。
主人公の性格とか容姿(髪型)とか、あー、そう。この感じ、この感じ…って、たんなるノスタルジーというのとは微妙に異なる感覚がありました。
いや、ホント、いいのを教えてもらいました。
ありがとうございます。

ちなみに、darkavengersさんが上記で紹介している「小梅ちゃん」のCMは記憶ないですね。
自分が憶えているのは、小梅ちゃんじゃなくて、小夏ちゃんのCMなんですけど、♪ロッテのキャンデー、小夏ちゃんんーって歌う、いかにも昔のCMなんですよね。
ユーチューブのやつは83年のCMとなってますけど、自分のイメージだと小梅ちゃんも小夏ちゃんのCMもこんなに洗練されたものではなかったような気がします。

[darkavengersさん · 2022/05/28]

本ぶらさん
赤色ｴﾚｼﾞｰ、気に入っていただけたようで何よりです。

自分もあの時代感は本ぶらさん同様 映像や本等で知っている程度です。

因みに赤色ｴﾚｼﾞｰはｲﾒｰｼﾞｿﾝｸﾞを歌った あがた森魚の主演で「僕は天使ぢゃないよ」ﾀｲﾄﾙでそれとｱﾆﾒで映像化されてます。

小夏ちゃん、小梅ちゃんのCMは観た事がある事けど逆に小夏ちゃんは観た憶えがないですよね。

[7do8bu1991さんの感想 · 2022年3月21日]

ちくま文庫さんの【林静一コレクション ――又吉直樹と読む（2021）】を読了。2022年”本”（漫画）143冊目。　

[ytkssnさんの感想 · 2022年3月9日]

p.2022/1/21

[taguttiさんの感想 · 2022年1月6日]

＜目次＞
略

＜内容＞
1970年代前半、若手はこんな感じだっと思う。

著者プロフィール

1945年に満州で生まれる。62年東映動画に入社、「狼少年ケン」などの制作に参加。67年「ガロ」にてマンガ家デビュー、 70年に連載を開始した「赤色エレジー」があがた森魚のヒット曲のモチーフともなり、一大センセーションを起こした。テレビCMやNHK「みんなのうた」のアニメーション、絵本など、幅広いジャンルに表現領域を広げ、74年アートディレクターを務めたCF「ロッテ小梅」で数々の賞を受賞。

「2021年 『林静一コレクション 又吉直樹と読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」