女ともだち ――靜代に捧ぐ (ちくま文庫 は-42-5)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480439376

作品紹介・あらすじ

音楽活動も執筆もやめた、妻の病気が判明して。『たましいの場所』著者の鎮魂エッセイ。推薦文=宮藤官九郎、神藏美子、辻山良雄 解説 中川五郎

感想・レビュー・書評

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  • 十代後半の頃に出会った妻がいて、ずっと一緒に暮らし続けながら、多くの女性に恋をする。彼女たちとことばや身体を重ねながら、妻に彼女たちとの関係を隠さず、相談したりもする。恋は多くの女性相手にするけれど、一番幸せなのは妻といるとき。妻を看取り、著者はこれからの人生をまた生きていく。この夫婦のような生き方を自分自身が誰かとしたいかというと、いえ全く、なのだけれど、夫婦というのはそれぞれに一緒に居続ける理由があるのだろうし、恋人同士も同じだろう。第三者がいいとか間違っているとか軽々に言うことは出来ないし、言う意味もない。こういう夫婦がいた、ということがただそのままのかたちで伝わってくる本。

  • 元歌手、元書店主、再び歌手の夫婦の愛の姿。自分もこんな風に生きられたら…

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著者プロフィール

早川 義夫(はやかわ・よしお):1947年東京生まれ。元歌手、元書店主、再び歌手。著書に『たましいの場所』『ぼくは本屋のおやじさん』『生きがいは愛しあうことだけ』『心が見えてくるまで』(ちくま文庫)、『海の見える風景』『ラブ・ゼネレーション』(文遊社)がある。アルバムは『歌は歌のないところから聴こえてくる』『 I LOVE HONZI』などがある。
x.com/yoshiohayakawa


「2024年 『女ともだち 靜代に捧ぐ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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