紋章学入門 (ちくま学芸文庫 モ-20-1)

著者 :
  • 筑摩書房
3.83
  • (1)
  • (8)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 298
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480511362

作品紹介・あらすじ

紋章の見分け方と歴史がわかれば、ヨーロッパの文化がわかる! 基礎から学べて謎解きのように面白い紋章学入門書。カラー含む図版約300点を収録。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 紋章について知る必要なんてないのに、本屋さんで表紙と目が合って購入。
    ぜんぜん知識がなくても楽しめた。図らずも歴史に思いをはせることのできた本。気になっていたアルファロメオのロゴについての言及もあって面白かった。
    この本を読んで、十字軍が気になりはじめたところ。

  • シンプルが一番良いと強く思わせてくれる内容だった。
    日本の家紋や各国の国旗のような大きな社会ごとではなく個人ずつのものでありつつも「同一のものを作ってはいけない」というルールや「視認性を良くするためにある程度型にはめないといけない」といういくつかのルールのせいで複雑でカオスな紋章が数多く生まれそれが偶然美しいものになる時もあるが大体はごちゃごちゃしていてものすごく見ずらかった。
    戦場で誰の紋章かわからなくなった時に伝令するの難しそうだな...。

  • 紋章は知っていたし、結婚などで両家の紋章を合体させて
    使う、くらいは知識としてあったのだが、それ以上に奥が
    深く、細かいところまでルールがあったり(なかったり)して
    全体として「学」と言えるところまでの大系が成り立って
    いるという事実に驚きがあった。図版豊富で見ているだけ
    でも楽しくなる本。あまりに奥が深すぎて立ち入っていこう
    とは思わないけれど(笑)。

  • 一部読んでて知識がこんがらがって、行きつ戻りつしましたが、面白かった。紋章の形と色から見る、時代や地域ごとの勢力図を説明した本書いて欲しい。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

森 護 (もり・まもる)
1923-2000年、奈良県生まれ。早稲田大学商学部卒、同年NHK入社。政治部記者、神戸放送局放送部長、国際局報道主管等を経て、1980年定年退職。西洋紋章学や英国王室史に関する著書を多数出版。著書に『ヨーロッパの紋章・日本の紋章』『英国王妃物語』『英国王室史話』『スコットランド王国史話』『シェイクスピアの紋章学』『スコッチ・ウィスキー物語』『ユニオン・ジャック物語』『紋章学辞典』『英国の貴族』など。

「2022年 『紋章学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森護の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×