ようこそ、心理学部へ (ちくまプリマー新書)

  • 筑摩書房
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本棚登録 : 195
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480684219

作品紹介・あらすじ

犯罪から食欲、記憶から感情までを扱い、生理的仕組みを解明し日常的な行動の改良を目指す――。深くて広い心理学の多様な世界を講義形式で紙上体験する入門書。

感想・レビュー・書評

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  • どのような分野があるのかを知るために読み、目的は達成したのだが
    なんだかスルスルと流れ落ちていくような読み心地…知っていることもあったからなのかな…

  • 心理学部の学生がどんな事を学んでいるのか、さわりやベーシックな知識を講義方式で気軽に学べる書。認知心理学-記憶の仕組みや犯罪心理学-普通の人が暴力を振るってしまう時、行動分析学-やる気は存在しない、食行動の心理学-皿の大きさや重さが食事の美味しさや価値の感じ方に与える影響とか興味深く読めました。こういう勉強は楽しそうです。

  • 心理学と呼ばれている学問は、知っているようで、実はよくわかっていない心に関する学問である。本書は、大学の心理学を専攻した学生が受講する授業の一コマを紹介しつつ、様々な分野の心理学を齧り知ることができる本。入門書。
    認知心理学、臨床心理学、感情心理学、犯罪心理学、生理心理学、行動分析学、食行動の心理学という順に学べる。

  • いろいろなビジネス書を読んでいると
    心理学の話がよく出てく来ており、
    心理学に興味を持ったため、本書を読みました。

    7種類の心理学について、わかりやすく説明されています。
    特に「認知心理学」、「行動分析学」、「食行動の心理学」
    の3つは多くの人が身近に感じる心理学ではないかと思います。

    個人的には行動分析学の「個人攻撃の罠」が印象的でした。
    うまく行かなかったとき、能力や性格のせいにするのではなく、
    どうやったらうまくいくのかを考えていくという考え方は
    常に持っていきたいです。

    心理学に興味がある人にはおすすめの1冊です。

  • 「犯罪から食欲、記憶から感情までを扱い、生理的仕組みを解明し日常的な行動の改良を目指す―。ひと口に心の学問というけれど、その世界は深くて広い。講義形式で心理学を体験できる入門書。」

    目次
    第1章 認知心理学―「記憶」という不思議なしくみ
    第2章 臨床心理学―不安や恐怖はどこから来るのか?
    第3章 感情心理学―表情は嘘をつくか?
    第4章 犯罪心理学―「普通の人」が暴力をふるう時
    第5章 生理心理学―「脳内報酬」の強烈さ
    第6章 行動分析学―「やる気」は存在しない
    第7章 食行動の心理学―食欲とおいしさは何で決まるか
    おわりに―紙上体験からリアルな心理学部へ

  • ごく普通の入門書

  • 心理学関係の本で、今まで読んだ中で1番面白く、分かりやすかった。

    大学の講義形式と言うことで、心理学の各分野の入門的な内容が、比較的平易な文章で語られる。
    どの分野を理論があり、またそれを実験で実証していく流れとなっており、非常に興味深かった。

    よく言われる「人は見た目は9割」や、「怒ってはいけない」などと言われるが、それらの根拠となる実験が示されているので、単に上記の結論を聞いて実践するよりも、すっと入ってくる。

    ノートをとりながら読み進めたので時間がかかってしまったが、ノートも本書も何度も読み直して頭に入れておきたい。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/776931

  • 本書は同志社大学心理学部が編集した心理学科の紹介する。専門科目のうち、2年次の講義科目に絞って、各先生が講義するというスタイルをとっている。卒業後の進路に心理学部卒業であることをいかすすべにも触れる。

  • 心理学部、紙上体験入学!

    心理学部の講義を7つ取り上げている。認知心理学や臨床心理学のようによく聞くものも。心理学部を進路に考えている人はぜひ読んでみてほしい。特に食行動の心理学は自分に身近な話題を心理学ではどのように取り上げるかが語られ、またまだ実験がされていない問いが示されていて、自分が受験生ならコロっと志望学部を心理学部にしそうだった。

    最後に学部卒業後や院進学について身も蓋もないアドバイスが書かれていたのも有用だと思った。ここは心理学部を考えていない高校生もぜひ読んで考えてみるといい。

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著者プロフィール

【執筆者】中谷内一也/竹原卓真(認知心理学)/石川信一(臨床心理学)/藤村友美(感情心理学)/毛利真弓(犯罪心理学)/畑敏道(生理心理学)/大屋藍子(行動分析学)/青山謙二郎(食行動の心理学)

「2022年 『ようこそ、心理学部へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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