自然を感じるこころ: ネイチャーライティング入門 (ちくまプリマー新書 65)

著者 :
  • 筑摩書房
4.00
  • (2)
  • (4)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 42
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480687661

作品紹介・あらすじ

風景に包まれ、動物と出あい、土に還る。人はその至福を言葉で表現する。味わい豊かな名作を紹介しながら、人と自然のつながりを再確認する一冊。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 保養に立ち寄った、清泉寮の本のコーナーで出会う。

    何気なく手を取ったが、ソロー、アニーディラードほか
    なぜ人の気分と自然の風景は繋げて語られることが多いのか
    考えさせられる本だった。

    「交換」というキーワード。

    ディラードはイタチと60秒、魔法のように同期する時間を
    体験したとあるが、これは南方熊楠が森の中で自然と一体になって
    いたことにも通じるのではないか。

    非言語での共感覚。

    だから気分を晴らすためには丘に登り

    曇る気分の描写には、雨も必要なのだろう。

    そういえばアニーディラードは「本を書く」だけで
    本丸のネイチャーライティング読んでないことも
    気がついたので今度読もう。

  • 日本でも注目され始めたネイチャーライティング。人は自然をどう感じてきたか。なぜ人には自然が必要なのか。味わい豊かな作品を通じ、人と自然の関係を再確認する。
    風景に包まれ、動物と出あい、土に還る。人はその至福を言葉で表現する。味わい豊かな名作を紹介しながら、人と自然のつながりを再確認する一冊。

    2023年2月期展示本です。
    最新の所在はOPACを確認してください。

    TEA-OPACへのリンクはこちら↓
    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00238773

  • レポートの参考に

  • 面白かったです。

  • なのに、その後、悩み深い思春期に、丘の上に登ることを選んだ私は、その行為を通じて何をしようとしていたのでしょうか。〜


    その行為自体は、大変良く分かる。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

立教大学名誉教授。1950年福岡県生まれ。専門はアメリカ文学/文化、環境文学。著書に『失われるのは、ぼくらのほうだ―自然・沈黙・他者』(水声社、2016)、論文に“The Logic of the Glance: Non-Perspectival Literary Landscape in Wildfires by Ooka Shohei,” in Embodied Memories, Embedded Healing: New Ecological Perspectives from East Asia (Lexington Books, 2021)、「石牟礼道子の銀河系―「直線の覇権」(インゴルド)に抗して」(『たぐい』Vol.4、亜紀書房、2021)など。

「2023年 『石牟礼道子と〈古典〉の水脈』 で使われていた紹介文から引用しています。」

野田研一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×