西洋館を楽しむ カラー版 (ちくまプリマー新書 68)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480687692

感想・レビュー・書評

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  • 写真がきれい。
    今度西洋館をみるときは、もっと楽しめそう。

  • 2013/5/4用途別に取り上げる面白い切り口。★4

  • 勉強になりました。

  •  明治の文明開花によって建てられるようになった、西洋風の建築物をカラー写真入りで紹介した本。
     その多くは、当時の日本の職人が見よう見まねで何とか西洋っぽくしたもので、創意工夫によってかえって味わいのある建築物になっている。著者は「擬洋風」と呼んでいるが、ぱっと見はそのまま外国から持ってきたような立派な建物から、いわゆる和洋折衷式の奇妙な家屋まで、バラエティ豊かな建築物の写真が収められている。外観だけでなく、内部の細かい装飾まで鑑賞できるようになっており、見ているだけで楽しい。
     松本の開智学校、四国の野良時計、青森の盛美館、東京の小菅刑務所などが印象に残った。

  • カメラマンならではの視点で、日本全国各地に点在する西洋館の魅力・特徴がカラー写真で掲載されており、これまたカメラマンならではの各建築物の説明が綴られている。じっくり、ゆっくり、味わいながら見て、読みたい1冊。

  • 13.05.04読了。用途別に取り上げる面白い切り口。

  • 「西洋館」を訪れて鑑賞するのは以前から好きだったが、なぜ興味を惹かれて、何に興味があるのかを、本書で整理できた。西洋館について、私が興味があるのは、

    ▼「擬洋風」建築
    ▼西洋館の中に日本的なものを発見する楽しみがある(p20)
    ▼玄関の階段が家の第一印象を決める(p101)

    と言ったところ。
    また本書で初めて知ったが、先日訪れた神戸北野の「うろこの家」、その名称の由来となった外壁を覆うスレートと呼ばれる天然石は、宮城県石巻市雄勝町で作られたらしいこと。と言うよりもスレートは日本国内では雄勝町でしか作れないそう。東北が製造業に強いことを改めて感じた。

  • カラーでさまざまな西洋館を紹介する、建物好きにはたまらない本。
    なのだけれど、ひとつの館をじっくり紹介するのではなく、様々なテーマでいろんな建物を紹介しているので、目当ての建物がある場合にはちょっと物足りない。
    「西洋館っていいよね、なんかわくわくするよね。でも具体的にはどんな場所にあるのか、どんなものがあるのかはあまり知らないのよね…」という西洋館ビギナー(?)さんにこそおすすめ。
    西洋館の写真の撮り方なんかもちょろっと載っているので、読んだ後にはお気に入りの建物にカメラ片手にお出かけするのもいいかも。

  • 建物の用途別、室内の暖炉・漆喰などのパーツごとわかるのは良い。

  • 日本にある西洋建築のご紹介。明治入ったばかりの日本人の手によるあやしい西洋風、擬洋風建築とか楽しい。

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著者プロフィール

1939年生まれ。写真家。1985年、第9回伊奈信男賞、2006年に日本建築学会文化賞を受賞。著書に『日本の洋館』(全6巻 講談社)、『日本の建築』(全10巻 三省堂)など多数。

「2023年 『図説 英国貴族の城館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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