本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480816788
感想・レビュー・書評
-
情感あふれる詩の紹介文エッセイ。良く知っている金子みすゞ、まどみちお、八木重吉、立原道造の段を読むのも快適。一方、山村暮鳥「いちめんのなのはな」、永瀬清子「あけがたにくる人よ」の紹介文が美しい。室生犀星にとっての「ふるさと」はどこだったのか?の視点は考えたこともなかった。単純に金沢だと考えてしまっていた。「詩を書くことは自分にめぐり会うことでもある」とは著者の言葉。鶴見俊輔「詩と自由」の中のシモーヌ・ヴェイユの言葉に出会ったことが書かれている。「人間だれでも、なんらかの聖なるものがある。しかし、それはその人の人格ではない。それはまた、その人の人間的固有性でもない。きわめて単純に、それは、かれ、その人なのである」難しい言葉は不要だ!
詳細をみるコメント0件をすべて表示
全2件中 1 - 2件を表示