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- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480864260
感想・レビュー・書評
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介護保険制度が始まって13年経過したが、著者の介護保険制度の評価は55点。
医師の立場から、現在の介護保険制度を20項目に分け、課題とその対案を示し、最終的な介護保険制度の改革案を大胆に提示している。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
副題のとおり、現行の介護保険制度の不備を挙げ、より使いやすい制度を提言するもの。もちろん、今の介護保険制度が不十分な点はいくらでもあるだろうし、こうしたよりよくするための異論反論があることは大切。とはいえ、この本の前に『物語 介護保険』を読んで、成立に尽力した人たちのドラマを読んだだけに、好き勝手言える立場は楽だよなあとも思ってしまう。
制度に関する理解不足のため、あまり実感をもってうなずけるところがないのは残念。ただ、訪問看護や介護、ケアマネジャーのあり方はいろいろ述べているんだけど、医師に関する言及が少ないように思う。まあ、介護保険制度下では医師が幅を利かさないほうがいいと思うので、存在感を出さない分にはそれでいいのだが、医師である著者が自分たちのことを棚に上げて好き勝手言っているような、他職種にご意見しているような気がしないでもない。
宮崎和加子さんが各章の冒頭で導入文のようなものを書いているんだけど、あまり意味がない。宮崎さんなら、もっといろいろ言えるはずなんだけど、編集協力の立場として力を発揮しきれていないんじゃないかな。
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