金持ち父さんのこうして金持ちはもっと金持ちになる: 本当のフィナンシャル教育とは何か? (単行本)
- 筑摩書房 (2017年10月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480864567
作品紹介・あらすじ
金持ちになるためには何を考え、どのように行動すればいいのか。『金持ち父さん貧乏父さん』の原著出版から20年、エッセンスをまとめ進化したシリーズ上級版。
感想・レビュー・書評
-
多くの人が税金とは
不公平なものだと信じている。
税金は本来誰にでも公平だ。
本当に不公平なのは人々が
税金を理解するためのファイナンシャル教育が
行われていないことだ。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2007年『金持ち父さん 貧乏父さん』を出版し、ミリオンセラーとなった、言わずと知れたロバート・キヨサキさんの新著。『金持ち父さん 貧乏父さん』がファイナンス教育の小学校だとすると『金持ち父さんの こうしてお金持ちはもっと金持ちになる』は大学院と位置付けられている。
ファイナンス教育の大学院と位置付けるだけあって、前作(と言っても数多くあるが)の考え方や、投資家マインドの重要性を補足、強調している内容だった。
世の中の働き方は、サラリーマンとして会社で働く従業員(employee)と、自営業等のスモールビジネスオーナー(small self business)、従業員500人以上のビッグビジネスのオーナー(big business)、プロの投資家(investor)の4つのクワドラントに分けられる。
その中でも、EとSのクワドラントに属する人たちは、自分の時間を切り売りしてお金を稼ぎ、貯金することこそ最善の方法だと考えている。米国では、その先に株や投資信託、債券、国債につぎ込み、そんな投資方法こそ分散投資で素晴らしいと思い込んでいる。
しかし、自分でコントロールできず、ひとたび大暴落が起きると全てを失ってしまうような投資の仕方では、ロバートが近年中に起こると予想している大暴落が起こると、多くの人は一気に貧困層に突き落とされてしまい、政府は自分たちを助けるべきだと騒ぎ出す。
そこで本当に必要な教育である、ファイナンスに関する教育を受けることで、学校では教えてもらえないようなお金の知識が身に付く。
例えば、日本でも一般的な考え方の主流である「身の丈に応じた生活をし、借金をしない生活を送る」という考え方ではなく、「借金はお金を産み出すひとつの方法であり、良い借金をすることで資産を増やしていく」ことに注目する必要がある、というもの。
借金には良い借金と悪い借金があり、多くの人が口にする「住宅ローンを組んでマイホームを買うと資産が増える」とか「マイカーも資産の一部だ」というお金が出ていくばかりの負債のことではなく、お金を生み出してくれる賃貸不動産やビジネスを所有するための借金こそ良い借金であり、お金持ちは借金を味方につけた資産形成を行っている。
ロバートは人々に、魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えることをモットーに、著書やゲームを開発し、ファイナンス教育を広めている。経済成長期に通用したような貯金や長期投資ではなく、現代の情勢や経済に対応できるお金の知識を身に付けておくことは、経済的な自由を手に入れるだけでなく、自立して生き残っていけるかにも関わる大切な知識だと思う。 -
『金持ち父さん 貧乏父さん』から20年も経っているなんて!!その間、私は何してた?
20年前にこの本を読んで、不動産を買いまくって今や不労所得で生活している人もいるのに!
残念ながら、私にはこの本の内容は難しい。
誰か私のパートナーを見つけねば! -
やっと読み終わった。となりの億万長者に対するアンサー本?というのかな。先にとなりの億万長者を読むと2倍面白いと思う。そりゃ金持ちはあんだけ税制コントロール出来たらもっと金持ちになるわ。いつかオイラも金持ち父さんになるぞ!
-
節税のために借金せよとのメッセージかと、節税分な幽霊所得なんだと。
シンプルな内容で頭では理解するが借金ってやっぱり抵抗があるから、マインドセットが一番難しい。 -
金持ち父さんシリーズってめちゃくちゃ出てるのね
知らなかったけど
この本は応用編ということでしたが、
「めちゃくちゃ急いで書いた本」という印象でした
でも趣旨は伝わりました -
不動産投資についてあらためて考えるきっかけとなった。
さらに学びを深めて不動産投資をしてみたい -
経済的に成功するために必要な知識が身につく