柚木沙弥郎の染色 もようと色彩 日本民藝館所蔵作品集 (単行本)

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  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480873958

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    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/724059

  • 「見ていると、明るい気分になって、元気になる。何か自分を取り巻いている世界が生き生き躍動しているように感じられてくる。」(松井健解説文より)
    日本民藝館での展覧会は本当にその通りだった。すっかり元気をもらって館を出た。
    2018年6月に開かれたその展覧会の図録。
    布の質感や匂いはもちろん再現できないのだけど、写真はそのエネルギーを表現しようと工夫されている。

    柳先生は 褒める時、「これは感じがあるね」ていうんです。
    いきいきしている、いのちがあるということ。
    芹沢先生は「用に媚びるな」って言ってました。

    絵画もあるところまで行けば模様になるということです。ただどうにかなるだろうと塗りたくったような絵はダメで、そこに精神がないといけない。ただのデコレーションには精神はないんです。

    模様をうみだすにはうれしくなるよりしょうがない。わくわくしてなきゃ。

    結局模様が美なんです。ものの本質としての生き生きとした部分を一番簡潔明瞭に切り出したのが模様。

  • 民藝館に行って大好きになった柚木さんの作品。ああ、やっぱりいい。模様が、色が、いいなあ。好きだなあ。

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著者プロフィール

日本を代表する染色家。1922年生まれ。型絵染を創案した芹澤銈介に師事し、1949年に国画会デビュー。作家としての活動の他、長年にわたり女子美術大学で後進の育成に携わる。1987年からは退官するまで学長を務めた。作品は日本民藝館をはじめ、国立近代美術館など国内のさまざまな美術館に収蔵され、イギリスの国立ヴィクトリア&アルバート美術館、フランスの国立ギメ東洋美術館にもまとまったコレクションがある。

「2019年 『夜の絵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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