社長が変われば会社は変わる! ホッピー三代目、跡取り娘の体当たり経営改革

著者 :
  • CCCメディアハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784484072210

感想・レビュー・書評

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  • 順番が逆になってしまったが,二冊目の「会社がかわれば社員が変わる」を読んで,もともと注目していた著者のことをもっと知りたいと思い,最初の著作にも手を伸ばした。

    特に,二冊目で書かれていた「加藤木の乱」というものが実際にどういうものであったのかというところと,その加藤木氏は現在もホッピーにいる人なのかというところが最も関心があったのである。もしかして,古いことをばっさばっさと否定する外部から来た跡取りに対抗した古参社員が大喧嘩した挙句に辞任退職でもしたのかとおもったが,そうではなかったようだ。加藤木氏は,今でも現職のようだ。ただし,現場を顧みずに突っ走る3代目との心の距離があまりにも開いてしまい,ついていけなくなって辞表を出したということであるから,半分は当たっているであろう。

    しかし,急な改革はどういう組織であっても抵抗するものであるが,やはり現場と問題意識を共有し,じっくりと話し合いのなかで共同で問題解決にあたるということがどういう場合でも鉄則のようである。このような場面は,いずれ出てくるであろうがリーダーシップのケーススタディとしても参考になるであろう。

  • ・厳しい師匠をつけて事業計画をフィードバック
    ・ビジョンを掲げて全力で走る
    ・社員がどう良くしたいかを傾聴し、自己決断させる

  • ホッピー三代目、石渡美奈さんの体当たり経営の著書です。昭和23年に発売されたホッピー、発売当初はたしかw「国民のタバコしんせい」と相性が良かった気がしますが(私は生まれてないですけどw)、今やどんな煙草にも、どんな料理にも合いますね(^-^)

  • 武蔵野の小山昇さんの愛弟子としてホッピービバレッジの経営再建をされた三代目女性経営者の一冊。小山昇さんの著書は中小企業の経営者必読ともいえるラインナップだし、そうやって他社の経営の建て直しをすること自体を事業にしていることは知っていたんですが、実際にこうやって立て直した人の本を読むのは初めてでした。やっぱり会社の大小を問わず、改革とは簡単なものでない製造業においては、製造現場の改革がいかに重要であるかこの二点が生生しいほど伝わってくる一冊でした。ただ、エピソード描写にかなりの比重が割かれてしまい、具体的な改革の施策やそれに対する定量的な効果などについてはあまりふれられていなかったのは残念(あえてそうしていたのかもしれませんが…)とはいえ、ホッピー愛飲者のひとりとしては、ホッピーをさらに身近に感じられる一冊です。ちなみに関西ではホッピーって全然知名度ないみたいですね。意外。

  • 備忘録。人の立場に立った言動。自らの意思表示。とにかく行動。楽しくやる。掃除する。

  • 【読了:☆2】
    題名から期待したスマートな経済話は皆無だった。
    一方で、ホッピーと会社に対する情熱を強く感じられた。
    特に、血を吐くような苦しみを乗り越える迫力はすごい。
    内容が整理されてたらもっと面白く読めたのにな。
    少し残念感を覚える。

  • ノンフィクションの企業再生物語は、事件あり、感動あり、教訓ありであっという間に読めてしまいます。あらためて、社会は人の繋がりと思いによって動いてることを再確認させられました。

  • ホッピーというものの存在をずいぶん長らく知らなかった。
    東京出身の人と飲む機会があったときに初めてホッピーというものの存在を知ったけれども、まだ一度も飲んだことがない。
    この本は、そのホッピーの会社の三代目のお話。
    三代目社長かと思いきや、まだ二代目社長が社長を勤めており、副社長のお話(今は社長になっているみたい)

    ホッピーは古くさいイメージが付き、売り上げがどんどん落ちているけど今までのやり方を変えずにいた。
    そんな中、飛び込んでいって経営改革!ってやるんだけど、やっぱりいきなり来て、なにそれ、な感じになって空中分解の危機に落ちる。
    なんとか回避して、社員の意識も改革方向に進んで、良い方向へ
    ってお話。

    やっぱり活気が出てきて、社員全体が目標を持って進めていくのはいいものだけど、経営者視点で書かれているので、どれだけそれが社員の負担になっているのかなともちょっと感じた。

  • 女社長の悪戦苦闘記みたいな感じ。おもしろくない。

  • 順番が逆になってしまったが,二冊目の「会社がかわれば社員が変わる」を読んで,もともと注目していた著者のことをもっと知りたいと思い,最初の著作にも手を伸ばした。<br /><br />特に,二冊目で書かれていた「加藤木の乱」というものが実際にどういうものであったのかというところと,その加藤木氏は現在もホッピーにいる人なのかというところが最も関心があったのである。もしかして,古いことをばっさばっさと否定する外部から来た跡取りに対抗した古参社員が大喧嘩した挙句に辞任退職でもしたのかとおもったが,そうではなかったようだ。加藤木氏は,今でも現職のようだ。ただし,現場を顧みずに突っ走る3代目との心の距離があまりにも開いてしまい,ついていけなくなって辞表を出したということであるから,半分は当たっているであろう。<br /><br />しかし,急な改革はどういう組織であっても抵抗するものであるが,やはり現場と問題意識を共有し,じっくりと話し合いのなかで共同で問題解決にあたるということがどういう場合でも鉄則のようである。このような場面は,いずれ出てくるであろうがリーダーシップのケーススタディとしても参考になるであろう。

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