ジャン・プルーヴェ 20世紀デザインの巨人 (Pen BOOKS)

制作 : ペン編集部 

• CCCメディアハウス (2012年9月27日発売)

感想・レビュー・書評

[はるさんの感想 · 2014年3月21日]

購入

ジャン・プルーヴェの作品集。
椅子、テーブル、ベッド、キャビネットなど氏の造った家具や建築が紹介されている。

写真は家具の全体が見えるものと、細部をピックアップして写したものがあり、ひとつひとつの家具を詳しく眺めることができる。
説明文もシンプルで短いながら、氏のこだわりが見えてくる内容だった。

歴代のスタンダードチェアの変化について載っていたのがよかった。
まだ見たことのない家具も多く知ることができたので、ジャン・プルーヴェについてこれから知りたいと思っている人は買って損はないと思う。

後半にはコレクターの所持している家具たちが部屋の風景全体を写す形で載っており、眺めているだけでも楽しい。

文章が少ないので、本の厚さの割にすんなり読み切ることができた。

[armlongさんの感想 · 2013年7月2日]

なんでこんなに愚直で誠実にものをつくれるんだろう
そうやってつくられたものはなんでこんなに美しく佇むのだろう…

この本を手に取って、デザインっていったいどんな言葉なのだろうと深々と考え込んだ

私はいったいなんて深い仕事にかかわろうとしているのだろう…それは人生すら呑み込むというのに…いや、人生そのものなのに…

ジャンが作ったテーブルや椅子みたいに、私もそんな哲学に貫かれた美を果たして描けるのだろうか…いや、描かねばならぬのだが…

[大阪工業大学図書館 大宮本館さんの感想 · 2013年1月22日]

【配置場所】工大選書フェア【請求記号】758||P【資料ID】11201906