なぜ女は男のように自信をもてないのか

  • CCCメディアハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784484151144

作品紹介・あらすじ

心理学、脳科学、遺伝子検査などから、能力があっても強気になれない女性の姿が明らかに。

感想・レビュー・書評

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  • 「人生の早い時期に困難に耐える経験をすることが、それがあなたを壊してしまう(トラウマになり立ち直れない)ようなものでなければ、最も効果的な自信の道である。」
    など、本書では「自信のもとは、行動である」というメッセージが繰り返しありました。


    自信をつけていくためのヒント
    ・今は自信が少なくても、行動することで自信がついていくことを知っておこう
    ・自信は大人になってからもつけることができることを知ろう(「今からでも自信はつけられる」と思っていることが、「行動してみること」に意味を持たせてくれ、行動につながるモチベーションになる)
    ・自力で挑戦し続けることができる人もいるけれど、「あなたにならできると思う、チャレンジしてみたらいいと思う」と背中を押してくれる人がいることで行動できることもある。必ずしも自力でなくてもよく、人の背中を押すこと・人に背中を押してもらうこと、が役に立つこともある。(「人」や「本」が、挑戦したいと思えるモチベーションを生むことがある)

  • なぜ自信を持てないのか?
    自信を持ったように、強く行動できないのか?

    働くようになってしばらく、このモヤモヤをずっと感じていた。
    成長するために、自省、自省、自省。
    どんどん自分を追い詰めていた。

    この本を読んで、
    自分の見方がとてもスッキリした。
    そしてなぜ自信がなさげなのか、も。

    迷った時に、もう一度読みたい本。

  • 自信をつけるためには行動して経験すること、という至ってシンプルなことが言いたかったことだと理解している。正直読まなくてもそんなこと分かるが、自信が持てないけどどうすればいいのだろうか、と悩んでいたから手に取った本ということもあり、行動しろと背中を押された感じはした。

    最近感じたことでもあるが、今までの人生はいつも人からの評価が私の道を決めると思い込んでいた。受験とか就活とかも、相手が決めるから、私は自分がうまくやれていたら自分から言わずともそれを他人が汲みとってくれて、私に道を開いてくれるのだと。
    ただこの本を読んで思ったのは、充実した人生を送るためには、自分から要求し自分で成功を掴み取る必要があるということだ。私は自分の人生にいつも主体的でいることで、自分に自信がつくような行動が自然とできるようになるのではないかと思った。

    また、人前で話すのが苦手である人は、話している自分に目を向けるのではなく、この話を通して伝えたいこと、変えたいことに目を向ける。自分の注意力をチームや会社をどれくらいサポートできたかということに向けることで、無駄なうじうじした気持ちを軽減させられる、ということも勉強になった。

    そのほかに、自信を遺伝子に基づいて紐解いていくのもとても興味深かった。nature or nurture ではなく、nature and nurture であるし、脳の可塑性によって、生まれながらに持っている性質もアップデートししていけるということ、それは何歳からでも可能なのだということは、将来に希望を持てたのでよかった。

    ただ、色んな話を持ってきすぎて、本全体として間延びしている感じがした。

  • 悩んでる女性もなんとなく自信がある女性も読むべき一冊と思います。
    社会的な背景はおいてある印象ですが、それでも考えて行動するきっかけになりそうです。

  • ※読み途中の感想
    女性が自信を持てない理由をかなり軽率に連ねている印象。
    「女性は生まれつき自信が持てないのか?」という章はもはやなんで入れたのだろうと不思議に思ってしまう。女性/男性の差異がテーマなのに、遺伝子レベルで男女差があるようにミスリードしたいのかと不信感すら持ってしまう(ここで書かれているのは個体差であり、男女差ではない。にも関わらず、この章タイトル)。
    男性が都合よく作ってきた社会構造、女性へのケアの強制といった視点が必要なのにそこの掘り下げはなく、女性ががんばらないと!みたいなメッセージに終止するのは著者2人がこの社会のある意味での「強者・キャリア成功者」だからなのか。著者プロフィールにどちらも『夫と◯人の子どもと暮らす』と書かれているのもどういう意図なのかと気持ちわるさを感じる。

  • 科学的に、女性は心配性になったり不安になりやすい性質がある(ただしより生き延びやすい)ことを明らかにしたが、行動することによって自信を持つことはできるし、男性性と女性性を兼ね備えることでよりよい結果を残せることがわかった。男のようにしなければ成功できないのではない。
    自分が、生物学的にそういう傾向を持っていることを知り、しかし、それに流されずに行動することで、仕事で良い成果を出せるかもしれない!と思えた。また、アメリカでトップにいる女性が、みんな同じように不安を乗り越えてそこにいることを知ることができたのは、非常に心強く、感銘を受けた。

  • 4.2

  • LEAN INが面白かったので興味を持って読んでみたが、訳が読みづらかった。

    男女で自信の差が見られるが、それは生まれつきでもう変えられないというわけではなく、経験によって変えることができるもの。
    パーソナリティを形成する遺伝子があり、自信に影響を与える遺伝子もあるのは事実だが、それが全てではない。また、男女の脳には構造等の違いがあり、それらが男女特有の考え方や行動に影響していると考えられるが、育てられ方の違いによってこの差が見られる可能性も考えられる。
    自信を持ちづらい素因を持って生まれたから、、と嘆く必要はなく、経験によって自信の持ち方は変えられるというのがメッセージかと思う。
    早めに失敗する経験が自信をつけるには重要。自信とは快適な場所を出て、難しいことに取り組もうとする意欲であり、自分を信じて行動できることなのだと思う。

  • 自信が身に付く簡単な習慣
    -瞑想する
    -感謝する
    -小さく考える
    -よく寝てよく動いて分かち合う
    -パワーが出る姿勢を練習する
    -本当にそうなるまで真似をする
    -ボトルに手を伸ばす

  • なぜ女性が男性と比較して自分に自信をもてない人が多いのかを科学的視点から説明しているというのが大まかな内容。
    いろんな仮説や実験を経た結論としては、「考えすぎず(完璧になりすぎない)」「まずは行動して(トライ&エラーの数が大事)」「本物になっていく(最初はハッタリでもok)」というとてもシンプルなもの。
    当たり前っちゃ当たり前だけど、個人的には「考えすぎない・気にしすぎない」というのが最初の行動を起こすハードルを下げる大事なポイントなのかなと思った。これは、後先考えてとりあえず行動するということではなく、この行動をした後の"自分"のことを考えすぎてしまい動けなくなることが多いということ。そのあたりは男性脳と女性脳でそもそもの回路が違うから難しいけど、個人的に意識してみようと思った。

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著者プロフィール

ABCニュース番組、上級記者。以前は、NBCニュース、ホワイトハウス担当記者として活躍。CNNで10年間勤務した経験もあり、National Headline Awardなど数多くの賞に輝いている。オハイオ州コロンバスの出身、ワシントンD.C.在住。夫のジェイ・カーニーは「タイム」誌のホワイトハウス担当記者。ふたりの子どもがいる。

「2014年 『ウーマノミクス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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