「デブは甘え」という呪い。

著者 :
  • CCCメディアハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784484212241

作品紹介・あらすじ

ツイッターのフォロワー16万人強! 「痩せるズボラ飯」で人気のダイエット指導者が、痩せるために大切なマインドセットをお伝えします。

食べることに罪悪感を抱くのはやめよう。
「どうせ、わたしなんて」と劣等感を抱くのはやめよう。

ぜひ、本書で呪いを解いてください。

ダイエット成功のカギは、「制限」しないで、「改善」すること――1000人以上の食事指導にあたるなかで見えてきたのは、ダイエットを継続するには、すこやかな「こころ(マインド)」が不可欠だということ。実際に脂肪を落とすには、運動ではなく、食事が9割です。しかし、食生活の改善はあくまで「メソッド(方法)」。糖質制限、脂質制限など、世間には様々なメソッドが溢れています。しかし、メソッドを知っていても、それをうまく使いこなせるかは、そのひと次第。そして、メソッドを使いこなすうえで必要なのが、「ナレッジ(知識)とマインド(こころ)」です。たとえば、次のような項目に当てはまるひとは要注意。

□朝起きて、体重が増えていると落ち込む
□入浴後に300グラム減っていたら、嬉しくなる
□100グラム増えるのが嫌で水を飲むのをがまんしてしまう
□スイーツを食べたあと、自己嫌悪する
□食事を「美味しそう! 食べたい!」ではなく、「太りそう/痩せそう」で判断する
□スタイルのいい友達に対して劣等感がある
□服を選ぶとき、太って見えないように暗い色のものを買う
□体型が隠れる服を買う
□水着になるのが嫌で海やプールに行きたくない
□裸になるのが嫌で銭湯や温泉が好きではない
□痩せられないのは甘えだと思っている
□痩せなければ幸せになれないと思っている

ダイエットをする理由はなんですか? きれいになりたい理由はなんでしょう? 究極的にはしあわせになるためですよね。しあわせになるためには、からだが痩せるだけではなく、こころも同じくらい大切にケアしましょう。大丈夫。本書で、僕と一緒に、自信を取り戻し、カロリーについての考えかた、正しい食べかた、過食のメカニズム、体重についてといった知識を身につけていきましょう。

感想・レビュー・書評

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  • 今まで「デブ」であることに傷ついたことのある方必読。
    傷ついた自分の心と身体に優しくするためのダイエット本。

    優しく、寄り添うように。でも必要な知識はちゃんと教えてくれる。

    「デブ」でいることで、自分を責めている人。
    ダイエットで挫折するたび落ち込んでいる人。
    ポジティブな言葉を掛けて欲しい人におすすめ。

    ちなみに、じゅんさんはデブとか、ブスという言葉は好きではないそう。見るのも抵抗があるくらい。

    「そのひと言が誰かの一生を左右することもあるんだよ」

    だよねえ、と、思う。
    どんなにカジュアルに使っても侮蔑の意味しかないもの。
    侮辱語って、自分が安全圏にいるときしか使わない。
    発する人の、あなたとわたしは違う、という、暗黙のメッセージなんだと受け取っている。
    あと、自分でデブだから、ブスだから、って言っちゃう人って防衛本能だと思う。
    他人に叩かれる前に自分で叩いて麻痺させてダメージを少なくしようとする涙ぐましい行為ではないか。

    話逸れちゃったけれど、本レビューの「デブ」はわざと使ってます、と、言いたかった。

    本書のタイトルにしているのも、あえて、なんだと思います。

  • 頷くことが多かった。
    一つ一つが短く区切られているので読みやすい。

  • はじめに 痩せるには、いい意味で「あきらめる」こと
    自分にやさしくする。:
    「痩せなきやいけない」という思い込みからの脱却
    呪いのことばを捨てよう
    減点方式より加点方式で
    自己肯定のための他者肯定
    事実は変えられないけど解釈は変えられる
    「デブは甘え」という呪い
    体と同じくらいこころを好きになろう

    目標は正しく決める。:
    他者でなく、あなたに立ち向かおう
    正しく目標設定をしよう
    すぐに痩せる方法は「ない」とあきらめよう
    「ダィエット=がまん」という考えを捨てよう
    マィナスをゼロにしていこう
    正しいゴールを知らなければ道に迷う

    毎日を気持ちよく生きる。:
    「体重を落とす」ではなく「生活を整える」行動をしよう
    部屋をそうじしよう
    よく眠ろう
    自律神経の整えかたを知ろう
    姿勢と呼吸に意識を向けよう
    誘惑に打ち勝とうとしてる時点で負け
    大きな決意より、小さな一歩
    モチべ—シヨンに頼るのはギャンブルです
    ダイエットはイベントではなくライフスタイル
    似て非なる「減量」と「ダイエット」

    食べることは生きること。:
    ダィエットは食事が9割
    食事改善メソッド「マクロ管理法」
    食べることに罪悪感を持つのをやめよう
    メソッドのつまみ食いはやめよう
    食生活は無意識の習慣だから、まずは把握しよう
    糖質は悪者という先入観を捨てよう
    脂質は悪者という先入観を捨てよう
    「食事制限」ではなく「食生活改善」をしよう
    「カロリ—信仰」にとらわれすぎるのはやめよう
    食ベていないのに瘦せないなら見直そう
    サプリの効果は両面から検討しよう

    完璧主義より8割主義。:
    白でも黒でもなく、グレーでいこう
    完璧主義をやめるコツを知ろう
    禁止事項で追い詰めるのをやめよう
    失敗は想定しておこう
    禁止ばかりはいやになるよね
    寝る前に自分を褒めてあげよう

    体重計なんかに負けない。:
    体重計をこわがるのはやめよう
    シンデレラ体重なんて“まやかし".
    体型チェックの指標を持とう
    体重計に結果が表れないことでやけになるのをやめよう
    体重が減った!という経験の落とし穴を知っておこう
    体重計が憎ければ、体重計を知る

    運動までできたら超スゴイ。:
    休日、ごろごろするのをやめよう
    「食事管理X運動」は努力の最大値と心得よう
    運動コンプレックスを捨てよう
    ジムをサボリたいときは思考停止してみよう
    元気がないときほど、動こう

    食べすぎたら「おいしかった!」でオールオッケー!:
    「いただきます」「ごちそうさま」と手を合わせよう
    よく噛んでゆっくり食べよう
    食べ足リないときは、20分待とう
    過食衝動のメカニズムを自覚しよう
    「満腹」ではなく「満足」を得る
    食べすぎたときは、後悔せずに次に活かそう
    食べすぎた翌日は普通に過ごそう
    幸せに生きよう。そうしよう!
    おわりに ダイエットは幸せに生きるための手段の“1つ”

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著者プロフィール

ぽむちの母。埼玉県秩父市出身。東京学芸大学卒業。小学校教諭を経て、現在は特別支援学校教諭として働いている。本作では、ぽむちが描いた下絵を元にイラストを制作。「人生、楽しく。教育(子育て)も楽しく」がモットー。

「2022年 『よるの ぶんぼうぐ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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