いらねえけどありがとう いつも何かに追われ、誰かのためにへとへとの私たちが救われる技術
- CCCメディアハウス (2022年12月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784484222240
作品紹介・あらすじ
いますぐ、家事やめて、ピザ発注!
みんな、ふて寝、しよう
◎双子:思春期 ◎義父母:要介護
◎夫:妖精キャラ…… ◎犬:和牛のごとし!
――超多忙の人気エッセイストがシェアする快適にくらすアイディア65
「私たちのこだわり、だいたいのことは、他者にとってはどうでもいい」と理解する――私たちは毎日、死にかけている。しかも、誰かのために。仕事、家事、子育て、介護、人間関係……この現代社会、ルーティーンをこなすだけでも大変なことだが、誰もが、想定外のハプニングに振り回されながら生きている。少しは毒づきもする。しかし、キホンは機嫌よく生きていけたらいいですね。それは誰かのためではなく、誰よりも自分のためになるから。
思い込みや先入観から自由になり、いまよりちょっとだけラクに生きていくためのマインドセットとノウハウをシェアします。たとえば、
‐オムライスを完食できないほどの苦悩――逃げ場がない子育てからもときには逃げて
‐冷蔵庫は家具である――私らしい暮らしとは発想を変えて物事を見ること
‐スケジュール管理のコツ――歯医者も美容院も予約は死守せよ
‐人生を揺るがすピンチが訪れたら――目の前の小さなことから片づける
‐リングに立つ私たち――SNSで呪われないためには関わらない
‐死んでから感謝撲滅委員会――血の繋がった家族をみんな亡くして強く思うこと
感想・レビュー・書評
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私が読む村井理子氏作品の6冊目。
大いに賛同し非公開メモに残したフレーズが沢山ある。
ライフハックの部分ではなく、主婦・母の「あるある」的な部分で。
理子さんも理子さんのお友達も、旦那がしょーもないことでメールをしてくる。
久しぶりに女同士で出かけている時に。
私も15年くらい前(←しっかり覚えてる!)、数年ぶりに会う友人達と会っていた時、夫から「トイレットペーパーがあと1個しかない」とメールが来たことがある。
しかも帰宅してから戸棚を確認したら、12ロールパック有ったし!
夫はトイレ戸棚の左扉しか開けず、右扉を開けることすらしていなかった。
と、書いてるうちにまた腹立ってきた。
他にも、「あるある」話は沢山あった。
が、一方では、なんだか私の脳みそを素通りしてしまった章も沢山ある。
でも村井理子さんは、そんな読み方を容認してくれるような気がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もっと楽に、眉間の皺が減るように、かつ生産性も納得いく程度に確保して、生きるのが楽しくなるようにする現実的なヒントを連ねた本。
潔く生きるとはこういうことかなと思った。
誰にも彼にも、自分にもいい顔をして生きなくていい。疲弊する前に投げ出して、寝て、食べて、買って、解決。
メモして活かしたいと思った。できていることは継続で。 -
著者のタイトルは毎回絶妙だ。とにかく読んでみたくなるのだ。装丁も軽快に読めそうな気配だし。
ということですが、今回は少し今までのダブりの内容も多く、さらりと拝読いたしました。 -
短いエッセイ集。くすくすしたり、しんみりしたり、膝を打ったりしました。「自分の体からの悲鳴」には気をつけようと思います。
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共感できるところとできないところ、半分ぐらいでしたが、サバサバした文体と、年齢が近いせいか、村井さんは村井さん、私は私でいいんだ、と思えました。
『お金は稼ぐに限る』
不安定な収入から、安くてもある程度安定した収入を得られるようになった今、実感しています。
「Thanks But No Thanks」
直訳すると「ありがとう、でもいらない」となりそうですが、翻訳家の村井さんが書いたのだから、日本語のタイトルの意味になるのか気になります。
子育て経験のある女性におすすめ。
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飛行機の移動の中で一気読み。
初めての村井理子さん、最高すぎて飛行機を降りたその足で最新作も購入した。
一つ一つのお話は短いので、隙間時間にも良いかも。
それにしても、私にとってとても良い本だった。
じわじわ力が湧いてきて、元気になる。
反面、村井理子さんの優しさ(を感じる)にほろり涙したり。
何かを手放すきっかけをくれたり。
何かを始める勇気をもらえたり。
生きる工夫をもらえたり、それが背伸びせず自慢げでなくすごくストンと響いたり。。。
まさに心の処方箋。
それにしても、ハッとする文章たちにに何度もポロポロ。
泣くつもり0だったのでびっくりしたけど、村井理子さんの本をなんとなく読むのが怖かった理由がわかった気がした。
読み渋っていた「兄の終い」や「家族」、今年必ず読みたいなあ。
↑調子いい時に読まないと、実生活にリンクして落ち込みそうで。
あと「全員悪人」や「更年期障害だと思っていたら重病だった話」とかも読みたい。。。
村井理子さんの本を読む楽しみをくれた友だちにも感謝! -
著者の意図を(わたしなりに)最大限に汲んで、台所仕事の合間や、ドラマ観ている時CMの隙間時間に寝そべりつつ、ちょこちょこ読んだらあっという間に読了。ファンならば知ってることも多いけれど、それでも心に刻みたくなる名言炸裂。さすがです!