日本のタコ学

制作 : 奥谷 喬司 
  • 東海大学
3.09
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本棚登録 : 49
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784486019411

作品紹介・あらすじ

タコとイカは親戚か、いちばん大きなタコは何か、タコは何を食べているのか、などの疑問に答える。

感想・レビュー・書評

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  • 『新鮮イカ学』のタコ編。
    p.25 全世界のタコ漁獲量の半分は日本に輸入。
    p.26 タコはタウリンが多いが、茹で汁に出てしまう。

  • タコ学というよりも、よく出来たアンソロジーみたいでとても面白かった。
    身近な割に、意外と知られていないって事がわかって興味深い。巻末のタコ図鑑が秀逸。

  • タコのことばかり、なんだけど、それでもバラエティにとんでいる。冒頭のタコQ&Aも結構しらないことだらけ。マダコの性行為(交接)のものすごさ。ハモとタコの漁獲の関係。沖縄のタコ調査。地中海のタコと日本のタコの違い、というか違わないこと。タコの本なのに、カントの話も出てくる。本当は「タコとカント」というタイトルにしたかったのだと。ただタコの生態を並べるだけの本ではない。地味な本だけど、素敵だった。

  •  タコは思ったよりも頭がいいようだ。タコは眼、腕の吸盤を活用してモノを認識して美味しいエサにありつく。

     頭がいいと言えば数年前、ドイツの水族館で飼育されていて、天に召されていったパウル君という占いダコが話題になっていた。ワールドカップで勝つチームを予想していた。予想を外したらどうなるのかと思った。大阪ならタコ焼きの刑に処せられるだろうなどと思ったものだ。

     日本ではおなじみのタコだが、学問としてのタコはあまり盛んではなく細々とおこなわれていると書かれている。そんな中、タコに興味を持ち研究をしている著者は、凧に興味を持ってくれる若者が増えることを期待して今回の本を書いた。

     そういえば、兵庫県明石市でタコ検定を主催というニュースがあったのを思い出した。現在では、受験者の減少などで中止されているが、物珍しさで話題になっていた。さすがに1、2回ぐらいならいいだろうがタコだけでズルズル引っ張るのには無理がある。

     本書の最後には様々なタコの写真が掲載されている。よく見ると形がなんとも言えずユーモラスだ。西洋では、タコを不気味なものとして嫌っている(タコを食べる国や地域もあるが)。丸々とした頭の部分、くりくりした目と8本足の組み合わせが見ようによってはかわいいとも思える。どこかの自治体か商工会議所でゆるきゃらとしてタコを活用してみてはとふと思った。

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