- Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
- / ISBN・EAN: 9784487754915
感想・レビュー・書評
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わぁ・・・。絵の色もきれいで、ほんわかした気分になれました?
先日、私の事務所では、"和三盆"という名前をきいたことがない人がたくさんいることがわかりました。誰かが、給湯器の横に立って「これはなんだ?」といいました。徳島出身の男の子が、「あ、和三盆です。コーヒーや紅茶などにいれてもらってかまわないですけど」と答えていました。すると、「和三盆って何?きいたことない。その地方特有の呼称では?」という話でもりあがっていました。私は背を向けて座っていたのですが、だれも知っていると言わなかったようなのです。
(ある上司がフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」の表紙のノートを持っていたので、「あ、フェルメール」と言っただけで、会議に出ている人たちがみな感心するのですから・・・・。職場は、一般的な人選ではないかもしれませんが。)
この本の巻末やWikiによれば、香川や徳島県などの四国東部で伝統的に生産されている砂糖の一種とありますから、香川や徳島県での特産物と考えてもおかしくはないのかもしれませんが。
もっと、日本人、和菓子を食べよう!と思った次第です。
面白いよ・・・
川原慶賀の和菓子屋の絵にも感動しました。絵も、漫然と美しいとか好きとかいう見方だけではなくて、こうしてright timeに出会うと、心に残るものですね。絵が目に焼き付きました。
また、扇は日本発祥といった話や、調布は税制租庸調の「調」を入れる布を作るのが盛んだった場所の地名であり、菓子はその布型だったという話・・・ちょっとしたことにいちいち感動できる本です。
ふぅ?、次は何を食べようかな。三月は「あこや」目標。
今日のおやつは、ベルソフトの「おから甘食」にしました。先日ポルトガル語で、「ボーロ」はスイーツの意味と知って、"なんとかボーロ"という名称のお菓子を買う気でいたんですけど。となりにおいてあった甘食を手に取っていました。ちなみに、甘食は日本初のようですね。Wikiには、「1894年、東京のパン屋が作り始めたものが原形とされる。」とあります。
また、この本を読んでいたら、カステラは、ポルトガル語では「Bolo de Castela」とありました。Castelaのboloなんですね。ウフフ。でも、私はカステラならマーライコウ。マーライコウとはルーツが違うんでしょうかね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読んでみて、とても勉強になった。
由来とか種類がこんなにも多岐にわたり、
風流なものだとは。
なんて奥が深いんだろう。
今まで名前を知らないで食べていた和菓子や、
鶯餅がなんでそういう名前なのかとか
色々分かって良かった。
鸞餅なんて、色が鸞色くらいにしか思ってなかった。
スーパーで売ってるやつは、形が真ん丸だし。
文章も分かりやすくて、筆者の和菓子への愛情がとても伝わるんだけど、
残念なのは写真が無いこと。
イラストもとても綺麗で、イラストで充分ではあるんだけど、
それだけではこの和菓子って
あれのことだ、と判断ができなかったり。
近頃和菓子を路面店で買うということがすっかり
なくなってしまったなと思う。
京都へ行ったときくらいかも。
スーパーで買っていれば、それは丸い鶯餅とか、
葛じゃない葛餅とかばかりしか買えないな。 -
>阿部さんのお菓子のイラストはいちいち絶品。和菓子の豆知識本としても活躍。