- Amazon.co.jp ・本 (522ページ)
- / ISBN・EAN: 9784487796526
感想・レビュー・書評
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2001年作品。松本隆さん作詞家生活30年記念もあり発刊されたエッセイ集。今年、50年を迎えた松本さんのファンであり、青春時代から今日に至るまで松本さんのヒット曲に数々の思い出があります。500ページを超える長尺です。松本さんの熱烈なファンでない方にとっては、退屈な部分もあるかと思いますが、松本さんの見識の深さ、芸術に関する考え、はっぴいえんどのバンド仲間であった細野晴臣さん、鈴木茂さん、大瀧詠一さんとの交流。松田聖子さんとの交流、大変興味深いです。特に松本さんに影響を与えたであろう女性詩人の方が私が過去に勤務していた会社の妹さんであることも知り、個人的には勝手ながら親近感を持ちました。最近、松本さんは「もうやりたいことはないなあ」とおっしゃっています。この本を読むと確かにそうかもしれないと思うんですが、10歳年上の松本さんには、もっともっと活躍していただきたいと思っています。
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松田聖子に斉藤由貴・・・じ、時代を感じる・・・
一時代を築いた名作詞家のエッセイ -
松本隆先生
日本の歌謡曲界に君臨する大先生として、そして偉大なる先輩として、この本を僕が手に取ったのは8年前だったかな。
硬質な薄い硝子とも言えるような、その言葉の一つ一つに、その経験が裏打ちされていることを感じさせられます。
僕ももっと奥の深い人間でありたい。
いつも振り返ったときにそう思わせてもらえる本です。
はっぴいえんどは最高のロックと言葉を時代に残した。 -
軽やかな風のように精神が自由な氏の文章がさわやか。微熱少年が成層圏紳士になるまでの軌跡。