日曜日のハローワーク

著者 :
  • 東京書籍
2.94
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本棚登録 : 64
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784487809349

作品紹介・あらすじ

あなたの職業は、ひとつである必要はありません。

人生をより味わい深いものにするために、いまの自分とは別の「仮面」(=職業)をかぶって生きてみませんか?
聞き書きの名手である著者・小田豊二を案内人に、世の中にあまり知られていないであろう素敵な「仕事」を、読者にとっての2つ目の仮面という視点で、案内人自らが、その世界に飛び込んで調査するというコンセプトの「面白い職業」ルポルタージュ。
驚きました。世の中には、まだ知られていない、こんな素敵な「仕事」があなたを待っています!

感想・レビュー・書評

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  • 宝くじの販売や銭湯のペンキ絵描きなど「どうやったらなれるのか」と問われてみれば「確かにその疑問はわく!」というお仕事や、露天商の取りまとめなど”どういうことをしてるのかそもそもわからない”お仕事の紹介など、バラエティーに富んでいて面白かったです。
    聴いているラジオ番組にちょいちょい出演されているアイスマン福留さんがいかにして「コンビニアイス評論家」になったのかもかなり意外で面白かったです。

    個人的には聞き書き作家に興味津々。
    人の話聴くのは大好きな自分にとってはそんな魅力的なお仕事(ボランティア)があるなんて全く想像もしてなかった!
    「聞き書き(ボランティア)講座」にいつか参加して活動できるくらいまで頑張りたい、という目標ができました。

  • 最初は副業の話だったのに、だんだん変わった職業の話に変わっていったような。。。まあそれはそれで面白いが。

  • 日曜日にできる副業紹介。
    当たり前だけど、休日の小遣い稼ぎじゃない、本気の皆さんです。

    こんな仕事もあるんだな、面白いな、という感じです。

  • 好きなことをやる、仕事以外の日にやる、
    大変そうに見えない方たちの現実にほっと癒されもした。

    職業についての歴史が細かすぎて読み飛ばしてしまう箇所があり。

    あとがき最後の名言、前から好きな言葉なので勝手に共感。

  • 366.29

  • 読売書評で目に留まったが、通勤片道の40分で読みおわった。変わった職業の人へのインタビューだが必ずしも副業ってわけでもなくすぐ仕事として始められるようなものはないので、ハローワークというタイトルはおかしい。テキ屋とか金魚ブリーダーとかなかなか稼げないのがわかりおもしろくはあった。

  • 一風変わった職業を紹介する本ではありますが、
    これぞという人にインタビューして本が構成されています。
    インタビューの過程も書かれているので、
    物語風に読む進めることができます。

    ここに登場する人々は皆輝いて見えます。
    こんな風に輝いて生きていきたいなと思います。

  • 本書に出てくる「日曜日のハローワーク」という団体は架空ですって、最後で言われた。ちょっと気になってたのに。それもあって、ちょっと最後まで書き手のスタンス(?)がわからないまま進んでいったけど、おもしろかった。一風変わった、いまの時代に合った働き方論。みんな自由。これが東京書籍から出た、というのがちょっとびっくり。『ナリワイをつくる』とかと同じ編集者かな?

  • 休日を使うなどして、楽しみながら働ける職業紹介。歌うセールスマン。縁日の露天商。大相撲のタニマチ。聞き書き作家。金魚チャンピオン。クラウン。コンビニアイス評論家。銭湯絵師。宝くじの販売。農家民宿主人。フラメンコ・ダンサー。モデラー。屋形船の船頭。

    二足のわらじ系と、珍しい仕事系。サラリーマンという主流に対する傍流と位置づけできてしまうところに、安定平和な世だと思いました。

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著者プロフィール

小田豊二(おだ・とよじ)
1945年、旧満州ハルビン生まれ。早稲田大学第一政経学部卒業。出版社、デザイン会社勤務を経て、故井上ひさし率いる劇団「こまつ座」創立に参加。機関誌「the座」元編集長。著書に『フォートンの国』(そしえて)、『聞く技術・書く技術』(PHP研究所)、『日曜日のハローワーク』(東京書籍)、『鉱山(ヤマ)のビックバンド』『初代「君が代」』(以上白水社)など。聞き書き作品に『勘九郎芝居ばなし』(朝日新聞社)、『のり平のパーッといきましょう』(小学館)、『どこかで誰かが見ていてくれる 日本一の斬られ役・福本清三』(集英社)など。

「2019年 『歌舞伎さんぽ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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