- Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784487812295
作品紹介・あらすじ
時刻表でたどる日本の鉄道150年史。
鉄道が初めて日本を走った1872年から現在に至るまで、特筆すべき時刻表を散りばめつつ、激動の鉄道史150年史を簡潔に解説する。
鉄道にまつわる写真はもちろん、当時の世相を反映した貴重な写真も満載で、見ているだけで時間旅行(タイムトラベル)を楽しめる。
2022年の鉄道開通150年を記念して、かつてない要覧が誕生。
感想・レビュー・書評
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1872年に日本に初めて鉄道が走った。ニュースで会社員にインタビューする光景が有名な新橋からブルーライト横浜までを結ぶ路線だ。
今では日本全国で走る鉄道にも歴史があった。時刻表や乗車券など貴重な資料を引用しながらひもとく日本の鉄道の歴史だ。
よく今まで残っていたなあと思うのは、創業当時の乗車券だ。この時代は上等・中等・下等の3つの等級に分けられていた。
もっと驚いたのが1945年7月号時刻表だ。さすがに1945年にもなると冊子スタイルの時刻表発行は困難になった。B3サイズの紙を大きくした550ミリ×383ミリ両面に印刷して、手札サイズに折ったものだった。
昔の東京大阪間の移動距離の長いこと。1889年の新橋〜大阪間の所要時間は18時間52分とほぼ1日かかった。それが今では東京〜新大阪間の新幹線で2時間21分だ。新幹線の存在は大きいなあ。
コロナウイルス感染拡大を受けて、緊急事態宣言やリモートワークによる通勤客や旅行客の減少でこれからの鉄道はどうなっていくのか。気になるところだ。 -
終戦直前にも時刻表が売られていたということに驚いた。どの辺りを何時ころ列車が走るか、なんて秘匿すべき重要な情報とか言って隠してたそうな気がして(もちろん時刻表とおりに運行できてたかどうかはともかくとして)・・・しかし新幹線0系の「顔」はやっぱりかわいい。どの角度で見てもかわいい。
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【Travel】紙の上のタイムトラベル / 松本典久 / 20210623 / (43/883)/ <175/144516>
◆きっかけ
・コロナで移動制約ある中で、せめて空想で楽しみたいと思った。
◆感想
・1872年、日本で初めて鉄道が走ってから150年、この国もそうだけど、大変貌を遂げて、今や新幹線輸出もする世界有数の鉄道国家となっているのはとても感慨深い。
・東京~大阪間については、1889年蒸気機関車で19時間弱要していたのが、今や2時間21分と。これはもはや旅ではなく、単なる移動ともとらえられる時間。。。
・速さを向上させるのみならず、近年ではななつ星等、ラグジャリーな列車も出てきている、移動ではなく、やはり旅だな。いつか乗りたい
・鉄っちゃんではないが、鉄道が好きが強まるきっかけとなった一冊。
◆引用
なし