目でみる数字

著者 :
  • 東京書籍
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784487813360

作品紹介・あらすじ

世の中の興味深い数字をビジュアル展開する写真集。『目でみる』シリーズの最新刊!
日常生活において、出合う無数の「数字」。その数字を改めて調べて、実際に写真に撮ってみると意外な姿が現われる。それを雑学とともに紹介し、楽しむ。数字は遍く存在しており、数字を切り口にすると様々な分野の興味深い雑学をビジュアルで見せることができる。本書を読んだ後、日常風景がこれまでとは別様に見えるようになる。本書はそんな写真集である。

感想・レビュー・書評

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  • 今年(2020年)の8月に出た目でみるシリーズの最新刊。面白い、非常に面白い。部屋にやって来た女房に写真を見せて「ハリセンボンって、針が何本あると思う?」と聞いてみた。「千本ってわけないよね。200本!」「いい線行ってるなあ。350本ぐらいだって」「じゃあ、千手観音って、千本手があるの?」「そんなにあるわけないでしょ。せいぜい300本ぐらいかな」「実はねえ、千本ある観音さんもあるんだよ」「へえ、すごいね。頑張って手を作ったんだね」というやり取りをさっそくやってしまう程、面白い。
    ・八つ手は8つに分かれていなくて、7か9か11に分かれている。
    ・七味唐辛子の七はちゃんと七種類の物が入っていて、八宝菜の八は多いということ。
    ・猫の前足の指は5本で、後ろ足は4本。
    ・5円玉の穴は0.5cmで、一円玉の直径は2cm、ペットボトルのふたは3cm、ピンポン玉は4cm、けん玉は6cm。
    ・横断歩道の縞模様の幅は45cm。
    ・全長1.2kmのアパートがある。防火壁の役割をする。
    ・浜辺から見える水平線までの距離は5km。
    ・月は毎年、地球から3.8cmずつ離れていっている。そのうち、どっかへ飛んで行ってしまうでしょうね。怖い。でも、何億年も先かな。
    ・四つ葉のクローバーがある確率は10万分の1。
    ・ピザをきれいに6等分する方法。ピタゴラスの定理を応用する。
    ・上腕と足の裏の長さは同じ。
    ・コロナウイルスの大きさは花粉の300分の1.
    ・使い捨てカイロは使うと重くなる。46gが54gに。
    ・愛宕神社の出世の石段の角度は40度。上から見ると真っ逆さまだろうな。
    ・虫の声は電話で聴くことができない。電話で設定(人の声だけを聴きやすくするため)している周波数から外れているから。
    ・徒歩1分は80m、車で1分は400mと決められている。
    写真も楽しいよ。

    • goya626さん
      nyancomaruさんへ
      スマトラ地震とときは、津波に前にすごく波が沖まで引いたそうです。わざわざ物珍し気に沖の方へ歩いて行った人がいた...
      nyancomaruさんへ
      スマトラ地震とときは、津波に前にすごく波が沖まで引いたそうです。わざわざ物珍し気に沖の方へ歩いて行った人がいたそうですが、どうなったのやら。ちょっとタイムラグがあるようですね。東日本大震災のときについては、分からないです。
      2020/12/18
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      goya626さん
      づぼらやは、コロナで閉店しちゃいました。

      知らないコトは恐ろしい。災害から身を守るための教訓は、何らかの方法で伝えてゆ...
      goya626さん
      づぼらやは、コロナで閉店しちゃいました。

      知らないコトは恐ろしい。災害から身を守るための教訓は、何らかの方法で伝えてゆきたい、、、
      2020/12/19
    • goya626さん
      nyancomaruさん
      おやまあ、づぼらやは閉店ですか。行ったことはないんですけどね。
      nyancomaruさん
      おやまあ、づぼらやは閉店ですか。行ったことはないんですけどね。
      2020/12/19
  • 【内容紹介】
    世の中の興味深い数字をビジュアル展開する写真集。『目でみる』シリーズの最新刊!
    日常生活において、出合う無数の「数字」。その数字を改めて調べて、実際に写真に撮ってみると意外な姿が現われる。それを雑学とともに紹介し、楽しむ。数字は遍く存在しており、数字を切り口にすると様々な分野の興味深い雑学をビジュアルで見せることができる。本書を読んだ後、日常風景がこれまでとは別様に見えるようになる。本書はそんな写真集である。

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    今巻もいろいろ知らないことが知れてよかったです。「尺八」は長さが一尺八寸(今は他にもいろいろなサイズがある)であるとか、猫の後ろ足は四本指だとか…。中でも一番「へー!」と思ったのは、「八」という数字は「たくさん」という意味を持っているということです。ヤツデ(八手)の葉っぱは7本に分かれていますが、それを「たくさんに分かれている」という意味で八手と名付けたそうです。確かに、「八百万の神」とか「八百屋」とかも「八」が入っている理由を知りませんでしたが、この本を読んでその意味を知ることができました。

  • 面白かった!
    様々な数字についての雑学、と言うと他にもありそうなのだけど、この本は物にも人にも敬意を込めて書いているのが伝わる文章で、読んでいて胸が温かくなった。
    写真もとても良い。
    花粉とコロナウイルスの比較はドキッとした…。
    娘は四葉のクローバーの確率10万分の1に目を丸くしていた。
    親子で楽しめたのも嬉しい。

  • シンプルに写真をふたつ並べて違いを楽しむ
    大好きなシリーズが
    また新刊を出してました〜。

    数に関する雑学の領域はなんでもありだと
    コラムに書かれている通り
    ハリセンボンの針の数やら
    花火の尺玉の比較やら
    シャッタースピードの違いやら
    楽しくて、ためになる数字がいっぱい!

    広告で「徒歩1分」とあれば
    およそ80メートルなんですって。
    あと地下鉄「○丁目」が
    大阪は偶数が多く、東京は奇数ばかり
    っていう小ネタが
    鉄子的には心にヒットしました(笑)

  • 「目で見る」シリーズ!最新刊!

    ハリセンボンの写真がかわいい表紙。
    さて、ハリセンボンの針は何本?
    まあ、書いてあるので言ってしまうと、およそ350〜400本らしい。
    それでも結構ある!
    あの小さい体に!
    でも、これが閉じてる時もまたかわいいのだ。

    豆腐は地域によってかなり大きさが違うことがわかってびっくり。
    東京下町の人間なので、京都、沖縄の豆腐の大きさにはびっくり!
    これ、味噌汁に1丁入れたらかなりタプタプになっちゃうのでは?!
    それからレシピの読み方も変わってきそうだ。
    「豆腐1丁は多すぎです、☆2」なんてありそうだけど、基準の重さは必要ですな・・・・

    注射針の直径も載っている。
    インフルエンザワクチン摂取時は、どおりで痛いわけだ。
    そして私の血管は細いので、採血の時に苦労する。
    どおりで痛いわけだ!

    一寸法師は一寸でない(茶碗の舟に箸の櫂、とすると小さすぎる、らしい)とか、
    上腕と足裏の大きさがほぼ同じ(やってみたら上腕の方が長かった)とか、
    丸の内の31mライン(建物の高さ制限があった頃の名残、あの界隈は勤務先でもあったので大好きな街並みだ)とか、
    本当に美しくてタメになる知識、そして実際に行ってみたくなる、やってみたくなることばかり。
    さすが、教科書会社!なのだ。
    このシリーズは、小学生から楽しめる。
    ぜひ学校の図書館、図書室に置いて欲しい。
    この本一冊で興味が広がるはずだ。

  • 写真集なのか、サイエンス本なのか、どっちもいいところどりなのか、意外なサイエンスが楽しませてくれるし、写真の出来栄えもよい。ようは、面白い。

  • 世界は、こんなふうに数字に包まれている!!

    名前から思い込んでいた数字の、実は本当の数とか
    ながさ、大きさ。
    どれも興味津々で見た、読んだ。

    街を歩く時、ふと目にした数字が気になってしまうような気がする。

  • 知っている事は「うん!知ってるぞ(^^)」と嬉しくなり、知らない事は「へぇ~そうなんだ( ゜o゜)」と賢くなった気になるこのシリーズ♪はかる数字の章が一番好き(*^^*)

  • 実際に数字を写真で見せる。
    電柱の間は30mではなく50mだとばっかり思っていたが。

  • このシリーズ本当に面白い!
    ルビ降ってくれたら、勤務校の小学校図書館にも入れるのに…と少し残念に思う。

    地域資料でもなかなかない、白鬚東アパートの記載があったのが感動!

    大人向けの絵本のような感覚で読める。とっても明快だけどあたたかい写真、そして読みやすく親しみやすい文章がすばらしい。本シリーズでは、数字をキーワードに、写真と説明文、そして取材先の企業等の紹介が入っているのがまた良い。子供などが興味を持つきっかけになるのでは?

    写真用語のシャッタースピードとF値の説明がとてもわかりやすくて感動!

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著者プロフィール

文:岡部 敬史(おかべ たかし)

「2023年 『目でみる方言』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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