言語学的ラップの世界

  • 東京書籍
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784487816880

作品紹介・あらすじ

音声学者が日本語ラップを深掘り!韻に込められた「言葉遊び」を分析する言語学エッセイ。アーティストへのインタビューも収載。(以下、目次より)イントロ(はじめに)第1部 日本語ラップと言語学者長めの朝礼:先生の長い思い出ばなし言語学者、日本語ラップの韻を分析する('06)第2部 言語学的ラップの世界1時間目:レジェンドラッパーたちを大学の授業に招くコラム:晋平太先生に教わる自己紹介ラップ!2時間目:ヒップホップの誕生とその歴史3時間目:制約は想像の母である4時間目:日本語ラップは言語芸術であるコラム:あるラッパーとの思い出第3部 日本語ラップの現在地(インタビュー聞き手:川原繁人・しあ)TKda黒ぶち「ネガティブこそ武器になるラップの世界」晋平太「子どもからお年寄りまで、誰もが楽しめる日本語ラップ」Mummy-D「歴史を紐解いて考える日本語ラップの本質」アウトロ(おわりに)

感想・レビュー・書評

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  • 学生の頃に出会いたかったなぁ!
    学問そのものへの興味だけでも学びは面白いけれど、他の興味と結びついた瞬間物凄い勢いで面白さが加速していくと思う。この本は正にそれだった!

  • Dさんの対談を読めただけでも価値あるかも。元々ヒップホップが好き。違う角度から日本語ラップを紐解くのは興味深い。

  • ヒップホップ・ラップについて無知でしたが、おもしろかったです。出てきた曲をYouTubeで聴きながら読んだ。読んでいるうちにやりたくなって考えてみたけれど、全然言葉が出てこない。ラップを身近に感じられるようになるいい本でした。
    あと、共著しあさんの曲も聴いてみて、ラップ色は薄いと思いますが「幸せですね」という曲にも出会えました。

  • 面白かったああああ!
    母音が揃ってれば韻としてぜーんぶ等しく成立してるわけじゃないっぽいな…???(ぼんやり)が明確に解決されてとてもスッキリ。この音は舌の中程を使っててー、みたいな説明もついいちいち実践しちゃってとても楽しかった。

  • 言語芸術

  • ゆる言語学ラジオから。
    言語学の観点から見たラップ、というのが3分の1くらい。ここは学術的な面白さ。
    3分の1はラッパーとの対談でここは言語学者がインタビューをしているけど中身は結構シンプルにインタビュー。ラッパー好きにはたまらん話なのかも。
    あとの3分の1は川原先生本人のヒストリーとかラップに対する思い入れ、という感じかな。

  • ラップを言語学、とくに音声学から分析した本……と言いたいところだが、言語学をラップから見た本とも言える。そのうえ、名だたるラッパーの想いや裏話も聞けるし、ラップの歴史もまとめられている。一石二鳥、いや一冊三帖な本。川原先生には学生時代に出会ってみたかった。

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著者プロフィール

1980年生まれ慶応義塾大学言語文化研究所教授/専門は、音声学、音韻論、一般言語学。著書に『言語学者、外の世界へ羽ばたく:ラッパー・声優・歌手とのコラボからプリキュら・ポケモン名の分析まで』(教養検定会議 2022、4月28日発売)、『「あ」は「い」より大きい!?:音象徴で学ぶ音声学入門』(ひつじ書房 2017)他。

「2022年 『談 no.124』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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