仮面の街

  • 東京創元社
2.81
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本棚登録 : 89
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488010430

作品紹介・あらすじ

孤児の少年ロウニーは、魔女グラバの家で暮らしていた。ある日街に出かけたロウニーは、ゾンベイ市では禁止されている、芝居を上演するゴブリンの一座に出会う。そこで彼が耳にしたのは、行方不明になっている兄の噂だった。機械仕掛けの身体を持つ人々、鳥の脚で移動する家に住む老魔女、仮面をかぶったゴブリン一座、洪水におびえる人々。全米図書館賞受賞。ル=グウィン、ピーター・S・ビーグルも称賛した、注目のファンタジー。訳者あとがき=斉藤倫子

感想・レビュー・書評

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  • この本は、せっかく最初のほうを読んだら、「おぉ!面白いかも!」と思ったのに、途中でオレを裏切った。(面白くなくなった・・・)

  • 面白かった、と思うんだけど、私の頭では何が何だかわからなかった…また皆さんのレビューを読みます。
    雰囲気はすごくいいんだけどな。
    結局変化していないとか変化しているとかはなんだったのか。

  • う~ん
    イマイチかな

    おもしろそうオーラは出てるんだけど・・・

    ちょっとあれみたいだと思った
    Dr.パルナサスの鏡
    あと
    ヒューゴの不思議な発明
    (どっちも面白そうオーラは出てたけど。。。)

  • (15-67) 物語はゾンベイ市という限られた場所で展開する。機械仕掛けの人、乗り物、家。魔法使い。奇妙な仮面劇。これはゾンベイ市だけのことか、それともこの国この世界が全部そうなのか。川は意思を持ってるんだろうか。市長は何を知っていて、何を狙ってるんだろう。
    いろんなことがごちゃごちゃに詰まって圧倒されながら、ロウニー少年を応援したくて読んだ。
    ファンタジー3部作の第1部って感じの終わり方なんだけどな。2作目はこの続きじゃないらしいけどどうしよう。

  • 読まなくても良かった。つ・ま・ら・な・い。つまらない。でも、続編?スピンオフ?は借りたので読む。たのしみ。

  • 全米図書賞受賞、注目のファンタジーと銘打っていたので読み始めた。
    なんとも読みづらい。
    翻訳の問題なのか、元が悪いのかは判断できないが、全然頭に入らない文章で、イメージすることも困難。

    ゴブリンの公演後、魔女が脈絡もなく現れ家に連れ帰るところとか展開が分からなかった。

    最後まで読んでも楽しめそうにないため中断。

  • 淡い色彩のファンタジー。北と南、魔女とゴブリンの老女、都市と自然、色んなものを対比させながら、二元論には落とし込まないで、さらりと描いてある。ル・グウィンが絶賛したとのこと。

    自分は明るくくっきりしたのが好きなのでやや物足りなかった。

  • 孤児の少年ロウニーは、ゾンベイ市の南側にある、魔女グラバの家で暮らしていた。グラバはロウニーの親でも祖母でもない。みなしごたちを集めて動き回る家に住んでいる、不思議な老婆だ。ある日グラバの使いで街に出かけたロウニーは、ゾンベイでは禁止されている、芝居を上演するゴブリンの一座に出会う。どうしても芝居が見たくなり、必死でもぐりこんだゴブリンたちのところでロウニーが耳にしたのは、行方不明になっているたったひとりの兄ロウワンの噂だった・・・。機械仕掛けの体をもつ奇妙な人々、ゴブリン一座の謎の仮面劇、洪水におびえるゾンベイ市。グラバの家を逃げだしたロウニーは、兄に会うことができるのか?

    不思議な街が舞台です。ファンタジーではありますが、背景や街の仕組みを詳しく描写するタイプの著者ではないようで、読者の想像に任せられる部分が多々あります。その分大人には物足りないかもしれない。ストーリーは孤児の少年が行方不明の兄を探すというシンプルな冒険物であるが、「心臓をとる」などわりと物騒な話でもある。ブラックユーモアも感じる作品でした。ゴブリンのキャラクターは良かったですが、仮面の話についてはもっと詳しく描写があっても良かったかな。ロウワンやロウニーの才能についても消化不良気味。

  • 芝居が禁止されている街・ゾンベイで仮面劇を演じ行方不明となっている兄・ロウワン。弟のロウニーは魔女グラバの家から逃げ出し、芝居をするゴブリン達と兄を捜す。

    中世の雰囲気を感じさせる設定の中、ロウニーの挑戦が続く。

    ル=グウィン絶賛の言葉に惹かれて読み始めたのですが、私には今ひとつだった。

  • 探していたのは何でしょう。
    自分がいた場所から離れ、新しい居場所を見つけ、仮面をつけて探していたものは何でしょう。
    そして見つけたものは何でしょう。

    私には、この物語はずっと、ずっと、自分探しだったように思います。

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