裁くのは僕たちだ (ミステリ・フロンティア) (ミステリ・フロンティア 54)

著者 :
  • 東京創元社
3.16
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本棚登録 : 75
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488017552

感想・レビュー・書評

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  • 文章が読みにくく時間がかかった。
    主人公に共感できず、動機や真相も微妙で合わなかった。

  • 裁判員裁判の雰囲気が分かった。
    文体は読みやすいです。ミステリーとして面白かった。

  • 裁判員に選ばれた主人公がその事件に関連してトラブルに巻き込まれていって、最後には無罪、真犯人を見つけ出すといった内容なのだけれど、内容的にはあまり深くなく、裁判員裁判の仕組み垣間見ただけと言う感じ、

  • 裁判員制度を舞台にしたミステリー小説。

    おもしろかった。

  • 冒頭がショッキングすぎてこのまま暴力的なのが続くのかと躊躇したら裁判員のストーリーにかわったのでほっとした。全体に面白かったけどお金のやりとりがあっさりしすぎたのがひっかかる。

  • 裁判員制度を題材にしたミステリー。大物女性政治家の夫殺しの裁判員に選ばれた主人公に様々な人間が有罪や無罪に評決をするよう取引を持ちかけられ、トラブルに巻き込まれていく内容。黒幕と動機については意外性を感じたけど、ラストはイマイチな気が・・・。ただ、自分が裁判員に選ばれた時にこんなトラブルに巻き込まれたらと置き換えてみて読むと面白く感じるかも。

  • #読了。裁判員制度を舞台にしたミステリー。状況証拠は真黒な殺人事件の裁判員に選ばれた高尾に、様々な取引が持ちかけられる。誰が誰の味方で、誰のために工作をしているのか。この作家さん得意の、ガチガチでないハードボイルドタッチを期待したのだが、かなりミステリーに振れている感じ。

  • 裁判員裁判を描いた法廷物。日本で法廷物は難しいのだなとつくづく感じる。その根底には登場人物の一人が指摘しているようにスターリン時代のソ連よりも有罪判決率が高い特異性があるのだろう。99%以上の確率に挑戦してもリアリティという部分ではなかなか読者を惹きつけるのは難しい。そういう意味ではこの小説はよくできていた。日本の新しく始まった制度を中心に据えて、問題点を炙り出している。裁判官と検事の問題、裁判員へのアピールの問題、裁判員の買収等々。その上であまり違和感を感じさせずに99%を覆し、どんでん返しを用意していたのはお見事。それにしても裁判員裁判は今後どうなっていくのだろう。この本で描かれているような問題は起こっていないのだろうか。今後自分も裁判員になるかもしれないと思うと、読み終わってから怖くなった。

  • 丁寧かつテンポのある書き方はさすが。素直に面白かった。

  • う〜ん…
    初めの裁判6日目と書かれてたのが腑に落ちなかった。
    もっとスマートに展開してたら面白かったかも。

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