魔女の物語 (〈魔使いシリーズ〉外伝) (創元ブックランド)

  • 東京創元社
3.45
  • (2)
  • (6)
  • (11)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 55
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488019891

作品紹介・あらすじ

ここに記すのは、語らなければならない物語-いつかおれの代わりにこの仕事につく者たちへの警告だ…。トムの師匠、魔使いジョン・グレゴリーの若き日の恋の物語「メグ・スケルトン」。"魔女が谷"に巣くう死んだ魔女ダーティー・ドーラが語る、在りし日の物語「ダーティー・ドーラ」。無敵の暗殺者として恐れられるグリマルキンが、いかにして魔女の暗殺者となったかの悲しい物語「グリマルキンの話」。トムの友だちアリスがボニー・リジーと暮らしはじめたときの話「アリスと脳食い魔」。そしてトムとアークライトが、アイルランドから来た不気味なバンシー魔女と戦った話「バンシー魔女」。本篇では語られなかった五人の魔女の物語を収録した"魔使いシリーズ"外伝。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ここに記すのは、語らなければならない物語―いつかおれの代わりにこの仕事につく者たちへの警告だ…。トムの師匠、魔使いジョン・グレゴリーの若き日の恋の物語「メグ・スケルトン」。“魔女が谷”に巣くう死んだ魔女ダーティー・ドーラが語る、在りし日の物語「ダーティー・ドーラ」。無敵の暗殺者として恐れられるグリマルキンが、いかにして魔女の暗殺者となったかの悲しい物語「グリマルキンの話」。トムの友だちアリスがボニー・リジーと暮らしはじめたときの話「アリスと脳食い魔」。そしてトムとアークライトが、アイルランドから来た不気味なバンシー魔女と戦った話「バンシー魔女」。本篇では語られなかった五人の魔女の物語を収録した“魔使いシリーズ”外伝。

  • 間が空いてしまったので、こんな世界観だったなぁ~と。
    魔使いの物語の外伝の位置づけで幾つかの短編が入っている。
    久々な為、世界観に入り込むまで時間がかかってしまったが、物語に出てきた個々人に物語があって、楽しかったかな。

  • 魔使いシリーズの外伝。
    魔女に焦点を当てていることもあり、いつものシリーズよりも少しおどろおどろしい感じ。
    それぞれの違う魔女の話だけれど、少しずつリンクしてる。
    グリマルキンとアリスが好きなので、彼女たちの悲しみと痛みと、そしてたくましさが垣間見れたのはありがたい。

    最後には彼女たちもみんな幸せに、というのは無理かもだけど、折り合いをつけられるようになればいいな。

  • 2012.12.23

  • トムの師匠グレゴリーの恋の話もさることながら、本編に出てくる主要人物?達のそれぞれの話。これは本編が好きな人は、読んでさらに深みにはまる話ばかりで、うれしい1冊でした。

  • 魔使いシリーズ外伝。
    トムの師匠グレゴリーが弟子だったころの話やアリスが魔女のおばリジーと暮らし始めた頃の話、トムが兄弟子のアークライトの元で修行していた時の話など5編。

    これを読んで師匠がなぜアリスのことを遠ざけようとしているのかがわかった気がする。師匠も頭の固いただのわからず屋という訳でもなかったのだ。

    また、全体を通してのつらくて悲しい雰囲気はこれでも顕在。
    魔使いにとっても魔女にとってもつらい世の中という感じがした。

  • 魔使いシリーズの外伝です。

    「魔使いジョン・グレゴリーの若き日の物語「メグ・スケルトン」、トムとアークライトとバンシー魔女の戦い「バンシー魔女」など、魔女にまつわる5つの物語を収めた外伝。 」

    お気に入りは、アリスと「脳食い魔(スピッグ)」ですね。
    これは、アリスがリジーと暮らし始めた時の物語。
    脳食い魔のスピッグがなんとも気持ち悪い。最後にはやっつけてしまいすが、本編では今一つ、アリスが本当に善なのか、はっきりと表現がされていませんでしたが、この物語を読んで必死に生きてきたアリスの素顔を見ることができました。

    しかし、この物語に出てくる魔女は本当に気持ち悪い・・

全9件中 1 - 9件を表示

ジョゼフ・ディレイニーの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×