武蔵野アンダーワールド・セブン-意地悪な幽霊-

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 63
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488027582

作品紹介・あらすじ

太平洋戦争後、北と南に分断された日本は、武蔵野新都心を経済と文化の中心に据え、再スタートを切っていた。七ツ森神子都は相棒・風野颯平と保護者・藤間秀秋に見守られ府中成章高等学校の二年生として平穏な毎日を送っている。夏のある日、『地下世界研究会』に依頼が舞い込む。東創女子大学の地下劇場「13シアター」内で幽霊の仕業とも思える転落事故が多発しており、その原因を調べて欲しいというのだ。しかし調査の最中、ついに死者がでてしまう。果たして、怪異か、事故か、殺人か。「多重迷宮」事件より遡ること2年、神子都の新たな事件が開幕する!

感想・レビュー・書評

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  • 1作目から遡っている。
    多重人格のことかわかっているから良いのだが、颯平くんがいずれ死んでしまうこともわかっているのでせつない気持ちで読んだ。
    でも死ななかったけど。
    シリーズにまだ続きがあるのだろうか?
    理代子さんはすごい人だ。1人の母親としてある意味尊敬する。

  • 2019/01/07 読了。

    図書館から。

    多重人格って分かってる上で読むので、
    ミステリ部分をじっくり読めたかな。

    2作目だけど、こっち先に読んだ方が
    分かりやすいような気がする。

  • 階段転落事件を解決するお話。
    今回は風野颯平視点で、前回隠されていた神子都の能力を存分に使ってる感じが見えました。
    で、キャラ達がきゃっきゃっしているのが割と楽しい。
    なんとなく神子都はお嬢様ハーフアップのイメージだったけど、ツインテールなのかー。

  • シリーズもの。この前のを先に読むべきだった。
    登場人物多いし、名前覚えにくいし。覚えやすい名前はパフォーマンス集団「ビッチ・バッコス」だけ。ネーミングセンスがすてきじゃない?

    南北に分かれた日本が舞台。ミコトの従者を任じられた高校生(名前忘れた)。ミコト(漢字あるのだが忘れた)は多重人格者。
    中途半端に霊が見える元従者。
    みんなお父さんが大物で、やりたい放題高校生(有閑倶楽部みたい)
    設定も理解しないといけないし、でも、この世界感好きだな。この文章も好きだな、とかで読み終えた感。
    一応殺人があり、推理があり、犯人がいる。ミステリーの体だし、影響受けてるのはわかるけど、作者が書きたいのはココではないんだろうなぁ。

    よくわからないが、他のも読みたい。と思ったので★4つ。

  • キャラ・設定・トリック重視か。犯人はすぐわかるが、そこは主眼ではないようだ。

  • 前作はほぼ記憶にない。日本が南北に分断される歴史を持つ設定だけど、そこはあまり関係なかった。キャラとか謎解きの過程は嫌いじゃないけどもっとコンパクトにしてほしかった。

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著者プロフィール

新潟県生まれ。二〇一一年、『消失グラデーション』で第三十一回横溝正史ミステリ大賞を受賞してデビュー。同作は各種ミステリランキングにランクインするなど、高い評価を受ける。一三年、『夏服パースペクティヴ』で第十三回本格ミステリ大賞候補。テレビ番組制作に携わる傍ら小説を執筆している。その他に『ダークナンバー』『クラックアウト』など著書多数。

「2023年 『アンリバーシブル 警視庁監察特捜班 堂安誠人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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