大問題 ’96 (創元ライブラリ L い 1-2)

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488070250

感想・レビュー・書評

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  • 主には95年の出来事について峯さんが書いて、いしいさんが描いている。この年の主な出来事は、阪神大震災と地下鉄サリン事件と、今の今まで思っていた。この本を読んで、こんなにもオモロいいや、興味深いことがあったのかとビックリした。

    大震災当日、社会党を離れて30人の議員が、山花貞夫党首の下「民主」を立ち上げるはずだったそう。当然棚晒しになり、山花さんは5月ひとり社会党を去ったそうだ。

    春に青島幸男東京都知事、横山ノック大阪府知事が誕生した。巨大な無党派層が動いたそうだ。

    94年はイチローの首位打者登場の年だったが、95年は野茂がドジャースに移籍して大活躍した年だった。

    「がんばろうKOBE」でオリックスが優勝した。

    そして、2つの出来事である。

    ボランティア元年の年だった。いしいひさいちは、カップルで記念撮影に来た「バカ」を描いた。

    サリン事件。上祐に、そうそう青山弁護士という方もおられた。いしいひさいちは、茶の間で「(白髪も増えてきて)内面に葛藤を抱えつつあるんじゃないか?」「でもあいかわらず冷静そのものだわ」とお喋りしていると「それはちゃいます」あっついに大阪弁が!と描いた。笑った。

    麻原彰晃と上祐は、十数ページに渡って登場する。思うに描きやすかったのだろう。

    横山弁護士という、村山首相に似たおじいちゃん弁護士が6ページに渡って登場する。えっ?ご存知ない?はずはない。麻原彰晃の弁護を買って出たテレビに出っ放しだった弁護士だった。というわけで、そういうこともすっかり忘れてた。

    • 土瓶さん
      いたいた、横山弁護士(笑)
      揉みくちゃにされる骨川筋衛門おじいちゃん。
      そしてキレるというオチ。
      いたいた、横山弁護士(笑)
      揉みくちゃにされる骨川筋衛門おじいちゃん。
      そしてキレるというオチ。
      2024/03/26
    • kuma0504さん
      土瓶さん、いたでしょ?
      横山弁護士は「(麻原彰晃さんは)3年ぐらいで出られる」と言ったそうです。それを聞いて麻原彰晃は「オレが3年で出られる...
      土瓶さん、いたでしょ?
      横山弁護士は「(麻原彰晃さんは)3年ぐらいで出られる」と言ったそうです。それを聞いて麻原彰晃は「オレが3年で出られるわけねーじゃねぇか。なぁ青山。」「10年はくらうよな。どう考えたって」

      と、まぁいしいひさいちは描きました^_^

      史上最も有名な弁護士だと当時有名でしたが、このマンガ見るまで、全く忘れてました。
      2024/03/26
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