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- Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488106256
感想・レビュー・書評
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化学的要素があり、
他の作品とは少々毛色が違った作品か。
フレンチの出番は今までの作品の中では
一番少ないと思います。
そのかわり、とある壮大な化学プロジェクトに
参加することとなった、婚約者の女性と
管轄となった警察の部長刑事の視点がメイン。
特に婚約者の女性のほうは
途中弁護士であるジャックが
無実の罪に問われることとなり
かなり狼狽している描写が
結構あります。
トリックは完全に読者を
欺くもの。
文字通りに受け取ってしまうと
終盤に驚かされるはずです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「マギル卿〜」と同じく北アイルランドが舞台。読んだ感覚的には、「サウサンプトン〜」に「マギル卿〜」が加わって、 裁判風景は「クロイドン〜」を思い出させ、最後が「死の鉄路」と同じく女性の活躍。最初の事件が起こるまでが ちょっと長く感じるが、事件が起きてからは一気に進む。目新しいパターンは北アイルランドのマクラング刑事と スコットランドヤードのフレンチ首席警部の捜査がそれぞれの土地で交互に行われ、それによって話が進んでいく もの。 また、状況証拠のみでも、無罪の者が裁判にかけられてしまう恐さも示そうとしているのか。 そういう意味では「クロイドン〜」とは逆のパターンとなる。
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