卒業生には向かない真実 (創元推理文庫)

  • 東京創元社
4.10
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  • Amazon.co.jp ・本 (688ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488135072

作品紹介・あらすじ

大学入学直前のピップに、不審な出来事がいくつも起きていた。無言電話に匿名のメール。首を切られたハトが敷地内で見つかり、私道にはチョークで首のない棒人間を書かれた。調べた結果、6年前の連続殺人事件との類似点に気づく。犯人は服役中だが無実を訴えていた。ピップのストーカーの行為が、この連続殺人の被害者に起きたことと似ているのはなぜなのか。ミステリ史上最も衝撃的な『自由研究には向かない殺人』三部作の完結編!

感想・レビュー・書評

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  • 神★5 マジで?マジなの? 二重三重に入り組んだ真相… 真実の先には何が #卒業生には向かない真実

    ■あらすじ
    まもなく大学の入学を控えていたピップは、かつての事件と捜査をきっかけに、名誉棄損で訴えられそうになっていた。さらに怪しいメールや自宅へ悪戯がされはじめ、何者かにストーキングをされてしまうことに。
    ピップは得意の独自調査を開始すると、どうやら6年前の連続殺人事件と同じような手口と判明する。しかし、その事件の犯人はすでに逮捕されていて…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    待ちに待った自由研究三部作の完結編。

    世の中には「どんでん返し」とか、様々な宣伝文句がありますが、もうそういう次元じゃないです。1作目、2作目と読んできた人は誇張なく必読。ガチで必読。死んでも必読です。

    まだ前作を読めていない人は、三冊丸ごと買ってきましょう。なお2冊目以降は前作をネタバレしてますので、必ず最初から読みましょうね。安心してください、1冊目も2作目も、単体ですべて★5レベルの面白さです。

    さて本作、完結編のレビューです。

    ○ドエンタメ大冒険ミステリー活劇
    純粋に面白い!読む手が止まりません。700ページ近くある文庫でも二日で読み終わりました。

    冒頭の調停シーンだけで、もう夢中ですよ。そしてその後のピップを見て、またもや惹きつけられる。事件の予感を感じさせる生々しいサスペンス展開もお見事で、一気にストーリーが加速していく。そして中盤以降はもうね…
    仕掛けもテンポも会話も、めちゃくちゃ上手い!完全にプロの技でした。

    ○ピップ
    もはやミステリー界で最も愛すべき主人公のひとりになりましたね。
    利発で行動力抜群、前向きで意思も強く、根性もユーモアある。いくつもの事件を経て、葛藤と成長を繰り返し大人になっていくのです。さらに本作は前作と比較して、めっちゃ存在感が強いの。キャラクターに血が通っている感じがするんですよね。

    ○ラヴィ
    彼のようにパートナーを愛することのできる人が、世の中にどれだけいるでしょうか。優しい人間ほど、実は強い人間なんですよね。

    ○愛する家族とリトル・キルトンの仲間たち
    ひとりひとり性格も関係性も違いますが、ピップを愛する描写がキュンキュンきます。こんな友人たちと過ごせたら、最高だろうなぁ。イチ推しはナオミ。彼女の優しくも狡猾で、意志の強い態度に惹かれました。

    ○いつもの現代風アイテム
    今回ポッドキャストやデータ分析などが登場、これは楽しいなぁ~ 小道具の使い方が相変わらず上手です。ストーカーの痕跡画像も、臨場感が増してGOODですね。

    ○壮大なミステリー三部作
    前作まで語られてきたリトル・キルトンで起こった一連の事件。伏線回収なんてもんじゃない、何度も前作をペラペラ読み直してしまいましたよ。あったあった、このシーン。そういうことだったのかよ!

    文字通り二重三重の入り組んだ真相に驚愕、マジ凄かったです。

    ■ぜっさん推しポイント【卒業生には向かない真実】
    1作目、2作目でピップが追い求めていた真実。真実を明らかにすることで、多くの友人たちが救われ、人間としても成長を遂げてきました。

    ところで真実とはなにか? それは虚偽だったり秘密にされていることを「暴く」ことです。その世界に踏み込んでしまった卒業生は、完結編でどうなるのか…
    あれこれ言いません、ただ私は夢中になり、手に汗を握り、そして胸が熱くなりました。

    2023年海外ミステリーのトップレベルだと思います。こんな三部作を書いてくれた作者に対して、ありがとうとお伝えしたいです。

  •  本書の原題『As good As Dead』って「死んだも同然」! え? 何この、前作を引きずる意味深なタイトル!

     第一部は、明るく頭脳明晰な女子高校生・ピップの自由研究「行方不明者の捜索に関する研究」形式で記述・描写され、ピップの感性が瑞々しく表現され、何とも爽やかな印象でした。
     第二部は、事件の未解決、公判・審理の続行に加え、新たな失踪調査依頼が‥。ピップのポッドキャスト配信でエピソード公開し、忍耐と公正で困難に立ち向かっていきます。ピップへの誹謗中傷のため〝陽〟の部分が減り、物語全体に陰鬱さが増した印象でした。

     そして本第三部です。第二部の陰鬱さは、本作の布石というか、暗示だったのですね。ピップへの恐ろしい魔の手が迫り、ダークさが一層増しています。「家族や友人を自分が巻き込んでしまった」と自責の念にかられるピップ‥。どこまでも一人で解決を図ろうとし、健気で切ないです。
     後半は、まさに「死んだも同然」状態から、展開が読めないハラハラ・ドキドキの連続で、ピップ、関わるのをやめて! と言いたくなるくらいのクライムサスペンスです。

     ピップの行動を中心に、展開の賛否はあるかもしれませんが、個人的には衝撃を受けつつも、第一部から読み続けてよかったと思えました。本作で三部作としての真の価値が高まったと感じました。
     ピップの罪云々を超越し、ピップが救われ、正義が報われる世の中であってほしいと心底思います。

  • 1部2部からは想像出来ない結末。ピップのまさかの行動にびっくり。レイプ犯に鉄槌下すストーリーにした作者の想いもあり、とても読み応えありました

  • 「せめて邪魔しないようにしよう」と思いました



    はい、我らがピップことピッパ・フィッツ=アモービ三部作の最終巻です!

    名作(゚∀゚)キタコレ!!

    もう好き!ずっと好きでした!
    そして最終巻にしてやっと気付きました
    これって「恋」なのでは?
    そうなのです「恋」しちゃったのです
    ラヴィ・シンに!
    いやそっちかーい!っていうね

    なんていうかラヴィがピップに向ける想いって全く揺るがないのよ
    「ピップを信じるピップを守る」ってことに全く揺るぎがないのよ
    ラヴィの全てがそれがスタートでそれがゴールなの
    前提であり手段であり目的なのよ

    ええ子やねん
    ラヴィめっちゃええ子
    真っ白な世界に生きてるんよな
    ピップもそう、ピップの友だち達もそう
    白過ぎで脆くて弱いんだけど懸命に白くあろうとする
    そんな子たちやねん

    そしてこの三部作は大人たちのグレーな世界と子どもたちの白い世界の闘いの物語だったんじゃないかと思うんです

    汚れちゃてるんですな大人たちの世界は
    最初は白かったはずなのに、効率化やあきらめやごまかしによってちょっとづつ黒が混じってどんどんグレーになってるんです
    だってさいろいろたいへんなんだよ
    もう疲れてんの
    だからちょっとづつ自分に言い訳して、ちょっとづつ黒を受け入れてんの

    対して子どもたちはやっぱりエネルギーに溢れていて、自分の愛する人を守るためには200%の力を出そうとするんよ
    疲れた大人たちは愛する人を守るためであっても、なんとか80%くらいの力で出来ないかな?って考えて黒の混入を許しちゃうの

    申し訳ない
    言い訳ばっかりで

    申し訳ない
    グレーな世界と闘うことを強いてしまって

    せめて邪魔しないようにしよう
    白い世界そのままに大人の世界に加わってもらえるよう

    せめて邪魔しないようにしよう
    グレーな世界を少しづつでも白に戻してもらえるように

    • ひまわりめろんさん
      一Qさん

      いやぁそれは違うと思うな〜
      違うとわいは思う

      結局「正義」ってなんやねん?ってとこにも繋がって行く話しだと思うんだけど
      あのラ...
      一Qさん

      いやぁそれは違うと思うな〜
      違うとわいは思う

      結局「正義」ってなんやねん?ってとこにも繋がって行く話しだと思うんだけど
      あのラヴィの純粋な想いが正しい結果を導けるようにする「責任」が周りの大人たちにあったと思うよ
      あんまり深い話しするとネタバレになっちゃうんだけど
      子どもたちの純粋な「正義」と大人たちの社会的な「正義」が一致してないこと、一致させようとしないことがダメなんよ
      2023/10/22
    • ひまわりめろんさん
      なんか個性がなくて恥ずかしいです
      「カッコいい」としか言いようがないもんね
      わいに対してそれ以外の表現無理だもんね
      わかるー
      なんか個性がなくて恥ずかしいです
      「カッコいい」としか言いようがないもんね
      わいに対してそれ以外の表現無理だもんね
      わかるー
      2023/10/22
    • 1Q84O1さん
      ラヴィの取った行動は「正義」?
      ん〜、私の中では正義かと言われると正義とは言えないかも…
      ただ、ひま師匠の意見を聞いてそれを正しい結果に導け...
      ラヴィの取った行動は「正義」?
      ん〜、私の中では正義かと言われると正義とは言えないかも…
      ただ、ひま師匠の意見を聞いてそれを正しい結果に導けるようにする「責任」が大人にはあったというのは確かにと思いますね!
      2023/10/23
  • 衝撃!!!


    本作を読んでの感想はこの一言に尽きる

    『自由研究には向かない殺人』からはじまり、続編の『優等生は探偵に向かない』を経て、完結編の『卒業生には向かない真実』


    本作はまさかの展開が待ち構えている!

    爽快で活発で正義感の強かったあのピップがそっち側にいってしまうとは…

    この真実は予想できるはずもない

    一体、ピップの思い描いていた歯車はどこで狂ってるしまったのだろうか!?

    そして、ピップのことを愛するがゆえにとったラヴィの行動もすごい!

    本作でチーム・ラヴィ・アンド・ピップが向かう方向がまさに衝撃的であることは間違いない!

    • 1Q84O1さん
      ほんと、え!ええ〜っ!?ですよ
      一部の終わりまでダラダラ読んでましたが、ええ〜っ!?になってから一気読みでした!
      ほんと、え!ええ〜っ!?ですよ
      一部の終わりまでダラダラ読んでましたが、ええ〜っ!?になってから一気読みでした!
      2023/09/23
    • mihiroさん
      1Qさ〜ん(^^)/
      第3弾読まれたんですね〜!
      えぇ〜、どんな展開か気になる〜〜
      とか言ってまだ優等生も読めてないんですσ(^_^;)
      も...
      1Qさ〜ん(^^)/
      第3弾読まれたんですね〜!
      えぇ〜、どんな展開か気になる〜〜
      とか言ってまだ優等生も読めてないんですσ(^_^;)
      もう自由研究の内容も忘れかけててヤバいです(>_<)
      早く順番に読まねば〜〜
      2023/09/24
    • 1Q84O1さん
      mihiroさーん!
      ええ〜っ!まさか!?
      もう衝撃!それしか言えません…
      まずは、すぐさま優等生〜を読んで、そして卒業生〜を読むことをオス...
      mihiroさーん!
      ええ〜っ!まさか!?
      もう衝撃!それしか言えません…
      まずは、すぐさま優等生〜を読んで、そして卒業生〜を読むことをオススメしますw
      2023/09/25
  • 三部作これにて完。
    思いもしなかった展開で最後は終了。
    爽快感がなく、ネチネチジメジメしたラストだったけど、これはこれで良いのかもしれません。
    最後の最後まで、一部からの流れがしっかりと生きていて、壮大さはありつつも、うまくまとまっています。

    三部作全ての感想に書いていますが、やはり本シリーズは王道中の王道ミステリーだと思います。

    終始ミステリーに特化しているので退屈に感じるという意見もある気がしますが、それが良いしそれで良い、という本です。

    というかよく考えてみると、そもそも自由研究なんだから、ミステリーの要素以外なくて当然か。。

    ---
    〝きみが今回のような事件に関与したら、かならず罪から逃れる方法を見つけるだろうな〟
    ---

  • 三部作完結編。予想外の展開。まさに衝撃作。解説にあるように「遠いところへ来てしまった」感。一作目のわくわくも二作目のヒリヒリも通り越してしまった。ミステリー的にも惹かれず‥。私の読みたい話ではなかった。残念。

    • 111108さん
      あやごぜさん、コメントありがとうございます♪

      図書館の順番もう少しなんですね。
      読みどころは人それぞれなので‥私はこれ以上はお口にチャック...
      あやごぜさん、コメントありがとうございます♪

      図書館の順番もう少しなんですね。
      読みどころは人それぞれなので‥私はこれ以上はお口にチャック←昭和ギャグか?(^_^;)
      あやごぜさんの感想ぜひお待ちしてます!
      2023/09/18
    • ロカさん
      はじめましてロカと申します。
      レビューを読んでいて、この気持ちはとてもわかると。

      ネタバレはできませんから、私はただ、ただ、何でとしか思え...
      はじめましてロカと申します。
      レビューを読んでいて、この気持ちはとてもわかると。

      ネタバレはできませんから、私はただ、ただ、何でとしか思えませんでした。

      こうしたミステリ構成自体は存りだと思うのですけれどもね。
      2023/09/20
    • 111108さん
      ロカさんこんにちは!
      コメントとフォローありがとうございます♪

      本当に、今回はただ何で?としか言いようないですね。
      ロカさんのレビューに「...
      ロカさんこんにちは!
      コメントとフォローありがとうございます♪

      本当に、今回はただ何で?としか言いようないですね。
      ロカさんのレビューに「ピップが一生引きづるような気がしてならない」とありましたが、まさにその通りと思いました。
      以下ネタバレになりそうですが↓↓↓

      この話を「闇落ち」とどなたかレビューで書いてましたけど、ピップの話では読みたくなかったな、せめて「夢オチ」でしたーの方が私的には良かったのになあと思ってしまいます。
      2023/09/20
  • とにかく、とにかく、スゴかった!!
    まず、第1・2卷からの伏線がすさまじかった!未回収や消化不良な伏線を見事前回収してここまできっちり押さえるとはという所に驚きました。
    そしてストーリーがとても衝撃的だった。マックスの騒動メインと過去のストーカー連続殺人を捜査していくかと思いきや・・・、
    まさかピッパが殺人を犯し、その罪をマックスにかぶせるという展開にはとても驚きました。方法もまさか、マックスが『自由研究』の中でやっていたことそのままという驚き。そしてヘッドホンによる計画の綻びとラヴィのピッパに対する行動はまさに”愛”が無ければできない行動にはとても胸が苦しくなってしまった。
    最後の最後の「・・・」で彼らの目論見は成就したに違いない。そしてピッパとラヴィはこの決して向かない「真実」を背負いながら生きていくことになるだろう。二人の関係性は恋人同士というものを超えた”絆”があるのだろう。そんな二人の軌跡を辿った物語、とても楽しませていただきました。ありがとうございました。

    この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
    ピッパ・フィッツ=アモービ:高橋李依
    ラヴィ・シン:下野紘
    ジェイソン・ベル:平田広明
    リチャード・ホーキンス:小山力也
    マックス・ヘイスティングス:江口拓也
    コナー・レノルズ:河西健吾
    ジェイミー・レノルズ:神谷浩史
    ヴィクター・フィッツ=アモービ:安元洋貴
    リアン・フィッツ=アモービ:井上麻里奈
    ジョシュア・フィッツ=アモービ:諏訪彩花
    ナタリー・ダ・シルヴァ:内田真礼
    ダニエル・ダ・シルヴァ:石川界人
    ルーク・イートン:榎木淳弥
    カーラ・ワード:進藤あまね
    ナオミ・ワード:Lynn
    アンディ・ベル:水瀬いのり
    ベッカ・ベル:鬼頭明里
    ロジャー・ターナー:子安武人
    クリストファー・エップス:伊藤健太郎
    ハッサン・バシール:竹本英史
    ステラ・チャップマン:大橋彩香
    ハリエット・ハンター:上田麗奈
    ビリー・カラス:谷山紀章
    マリア・カラス:平野文
    デイヴィッド・ノーラン:堀内賢雄
    ジャッキー・ミラー:水樹奈々

  • ピップの″グッドガールの殺人ガイド″第三弾。
    『自由研究には向かない殺人』の原題は"A Good Girl's Guide to Murder"。
    『優等生は探偵に向かない』の原題は"Good Girl, Bad Blood"。
    そして本書の原題は"As Good As Dead"。
    物語の内容と併せて意を汲み取り、実にキャッチーな訳語での三部作タイトルに仕立てたものだ。
    原題を意識すると作中語られるキーワード、場面がより印象的に感じるのでより面白い。

    序盤は、まぁ致し方ない状況とはいえあまりにもピップのPTSDっぷり、視野狭窄っぷりが凄まじくちょっとげんなり。
    そして、とにかく最初から読みたくなる。
    基本、知っている前提で話が進んでいく。
    忘れがちな自分は、何となく分かるけど、細かい経緯を忘れてしまっているため、あー何だっけなーそれが多かった。
    300ページ程にしてやっと一連の振り返りをしてくれてちょっとスッキリ。

    中盤以降のピップの決断と工作も、どちらかというとそれはちょっと、、、派だけれども、やるかやられるかのノワール、クライムミステリ系ではあるあるな構図ではあるので許容は可能。
    ピップがそこに身を置いてしまうことへの抵抗は感じるが、もっと大きな裏切りめいたものが潜んでいるかと身構えていたので逆に安堵。

    今回一番ぐっときたのは最終盤、ピップとラヴィの見せた忍耐。
    正直、途中の盲目的なでれでれ感には若干辟易してしまったのだが、これを乗り越えられるのであれば本物なのだろうと見直した。
    書かないこと、すっ飛ばすことで逆に感じる歳月の経過の苦しさ、立ち込めていた霧が晴れるような最終ページは意外と好き。

  •  うーん、なんと言ったらいいのか?

     これまでの2冊とは違った立ち位置にピップがいて、読んでいて苦しいとか、しんどいとか、結構くるものはありました。

     法の裁きには感情は入れてはならない、これは鉄則です。

     その上で刑事裁判では被告、被害者が争う。
     でも、人間は感情を持つから、結果によってはまた犯罪が起こる事もある。

     その事をしっかり胸に刻まないといけないと、読み終えた時に思ってましたね。

     ラストシーンをどう受け取るかは読者に委ねられたのでしょう。

     私はピップが一生、引きずりような気がしてならないのですが……。

     他の方の感想を読みたいですね。

     今回はより重たかった(ー ー;)

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