雨の午後の降霊会 (創元推理文庫)

  • 東京創元社
3.46
  • (1)
  • (4)
  • (8)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 55
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488175047

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 霊視した予言を現実化するために行われた誘拐。この計画が成功すれば霊媒師マイアラは一流の仲間入りができる。幻の名作といわれてきたが、いたってコジーでシンプルだ。謎解きやホラーを期待してはいけない。心霊とミステリを融合させたこの小説はのんびりとお茶を飲みながら味わうエンタメ小説である。

  • 霊媒としての自分の評判をあげるために実業家クレイトンの娘アドリアーナを誘拐したマイラ。夫のビルとの共犯。クレイトン家に夢でアドリアーナを見たと伝えにいくマイラ。マイラの元を訪れる警察。アドリアーナを探すために降霊会に参加したアドリアーナの母親リタ。リタにアドリアーナの存在を知られないように押さえつけている間に誤ってアドリアーナを殺してしまうビル。マイラの最後の降霊会の秘密。

  • 全く知らない作家なのだけれど、創元推理文庫ならたまにアタリもあろう、そしてなにより、主人公が霊媒師であることに惹かれたのだった。

    犯罪の経過自体に目を見張らせるものがないものの、けっこう読ませるから不思議だ。

    ページを繰るごと、霊媒師とその夫の計画は破綻してゆき、その愚かな行状に苦笑しつつラストに至る、・・・・・・・なるほど、そういうオチですか。

    面白し。

全4件中 1 - 4件を表示

北澤和彦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×