ホームズのドキュメント: シャーロック (創元推理文庫 M ト 2-4)
- 東京創元社 (2000年2月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488272043
作品紹介・あらすじ
かの名探偵シャーロック・ホームズの語られざる事件簿に、イギリス・ミステリ界の名手が挑む。フランス外相の命を狙う暗殺者とホームズの対決「並木通りの暗殺者」、盗まれた法王庁の財宝奪還劇「ヴァチカンのカメオ」、銀行家の奇怪な死の謎を追う「赤い蛭」など七つの冒険譚に加えて、謎に包まれた依頼人"ボヘミア王"の正体を探る小論を付す。人気の贋作シリーズ第四弾。
感想・レビュー・書評
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ホームズ物の「語られざる事件」から話を広げたホームズ・パスティーシュ。
邦訳されているパロディの中でもナカナカいいほうなのではないかと。
ちなみに「ああ、これ女性が書いてるよなあ」と思うところが多々あります(分かる人だけわかろう)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イギリスの女性推理作家による、コナン・ドイル〈シャーロック・ホームズ〉シリーズのパスティーシュ。
ワトスン博士の縁戚者によって、当時は未発表とされた『語られざる事件』の詳細を明らかにするという趣向の下、正典の雰囲気とタッチを忠実に模して著述された、質の高い贋作小説となっている。
お馴染みの顔触れに懐かしい引用と、正典を読破した者なら十二分に楽しめること請け合い。
怪死事件の謎解きに、暗殺者との対決、財宝の奪還劇まで、世紀の名探偵が縦横無尽に駈け廻る、正統派のホームズ作品である。 -
ホームズ贋作の傑作シリーズ第4弾。「金縁の鼻眼鏡」に出てくる銀行家の死の謎に挑む「赤い蛭」がベストかな、全7篇収録。これでもう終わりなのかと思うと淋しい限りだ。ホームズのパスティーシュ短編集となると、このシリーズが一番面白い。ドイルより面白い気がするのは言い過ぎか。まだ書かれていない語られざる事件もたくさん残っているのだから。
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※図書館
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パスティーシュシリーズ4作目。7篇。今作はわりとどれも楽しめた。あともう1冊あるのか〜訳されないのかな。
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シリーズとして安定してきた感のある模倣作決定版。
早く続きを翻訳して下さいよ〜! -
ものすごくそれっぽく、ドイルが書かなかったものを補完するホームズのパスティーシュ。
このシリーズ好き。 -
『エインズワースの誘拐事件』
『並木通りの暗殺者』
『ウィンブルドンの惨劇』
『フェラーズ文書事件』
『ヴァチカンのカメオ』
『女家庭教師の謎』
『赤い蛙』
付録『ボヘミア王の正体に関する仮説』
2009年12月9日再読 -
「秘密ファイル」に同じく!
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未読。見つからない。