バッキンガムの光芒 (ファージングⅢ) (創元推理文庫)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (494ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488279073

感想・レビュー・書評

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  • ファージング三部作、第三巻。ミステリー、ファンタジー、SFにまたがる作品。
    今度は作中で10年が経過。なるほど、彼女は彼の被後見人になったのか。
    エルヴィラの無知さ(?)については、せっかくカーマイケルに育てられてるのに、と拍子抜けしつつ、でもそういうところから離して育てたのであったな。この時代にそういう階級の中で生きることは、そうなってもおかしくなく。改めて、人種偏見や階級意識などは、本人の資質だけで生まれるものではないなあ、と実感する。
    ラストはようやく、ようやく、といった気持ちでいっぱいになりつつも、もう少し書き込んでほしかった思いもあり。でも大好きな女王というラスボスが出てこられたのと、これ以上はヤボというのが英国流なのかもね。

  • ファージング3部作の3作目。2作目から10年後の世界。1、2作目の登場人物がちらり、ちらりとは出てくるが、欲を言えばもう少し絡みがほしかった。話としては少し強引?相変わらずラストがあっけない気がする。全体的にはまずまず面白かった。

  • 3部作完結編ですが、一番話がすべっている。エルヴィラを聡明だといっている割に、行動が愚か過ぎてイライラさせられる。女王陛下に進言すればそんなにあっさり世界は変わるのか?

  • 在るべくように納まったな~って感じ。そして舞台がイギリスだから(?)締めるのはやっぱりあのお方。もうちょっと出番があるのかなあと思ってた人がそれほどでもなかったりして、その辺が不満といえば不満。でも読み終えてからももう一度読もうかなと久々に思えたシリーズ。

  • ファージング3部作の最終巻。

    いや~~面白いっすね。

  • 最終巻。今回は一番ハラハラドキドキさせられた。また、これまでに登場した人物のその後も語られていて、物語の世界の奥行きを感じた。もう一度最初から読み直して見たいと思わせるシリーズだと思う。面白かった。

  • 日本語タイトルがある意味ネタバレ。
    途中で最後の展開が読めるが、話は過去2作にも触れ、あっさりしてるも良い結末。

  • ルーシー、ヴァイオラに続き、
    本作での語り手があのエルヴィラなのにまずニヤリ。
    ファージング 3 部作完結編である。
    ファシズム政権と、
    それを由としない英国版ゲシュタポ・ザ・ウオッチ(監視隊)隊長カーマイケル達の攻防。
    ハラハラしどうしのスリリングな展開。
    ラストは盛り上がったねぇ。
    でもそこで終わって良かったのか?
    まだまだ書いて欲しい事が…、ちょっと気になる。
    3 部作通しで、素晴らしく面白い作品であった。

  • 作者が女性だからでしょうか?最終巻は、以下の歌の通りです。

    ママ:Vibrastone(抜粋)

    お嬢さん、いつまで遊んでくれんの?
    目一杯おしゃれしてるギャル、Tバックギャル、がんばっててくれぇ。
    体型キープするんだって大変。人知れずのシェイプアップ。
    ポジティブだよ、かなりの。
    少なくとも、そこらのヘナチョコにいちゃんよか全然前向きなのに
    「冗談じゃないぜ」と俺ゃ云いたいよ。

    君達のエナジー、それこそこの国を救うリーサルウエポン!
    スッポンポンでニッポンを救え、一本抜いとくれってなもんだよ

    お立ち台に載る勇気 外人と結婚しちゃう勇気、AVに出演しちゃう勇気
    そのパワーの源にスポットライト!
    ママ、ママ、太っ腹。お腹ん中どーなってんのか見せて
    ママ、ママ、すでに小学生にしてもう、おままごとしてる時だって色っぽいママ。

    世のなか間違ってるかどうか、そんなこた後々落ち着いた時にボチボチ考えるとしてだ、
    一個言えることがありますか?

    戦争したり環境破壊したり、大っきな悪いこと仕切ってるのはどっちかっていったらほとんどオトコ。
    無論例外はあるんだろうけど
    もお全部オンナの人にまかせたら、今よかなんとなく平和になりそな気がするのは私だけでしょうか?
    母なる大地って云うぐらいだし

    ママチャリに乗る元気、ママさんバレーやる元気、ママさんコーラスやる元気 
    そのパワーの源にスポットライト!
    ママ、ママ、太っ腹。お腹ん中どーなってんのか見せて
    ママ、ママ、すでに小学生にしてもう、おままごとしてる時だっていっぱしのママ。

  • カーマイケルはエルヴィラを取り戻そうとするのだが、このカーマイケルの綱渡り的な行動と、エルヴィラがいつカーマイケルの弱みを吐いてしまうかの両方にハラハラして面白かった。

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