雪旅籠 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488436223

作品紹介・あらすじ

江戸時代末期、北町奉行所定町廻り同心の戸田惣左衛門は、若かりし日より悪人の捕縛や吟味に辣腕を振るい、『八丁堀の鷹』と謳われてきた。妻に先立たれ、園芸と囲碁を趣味としてきた惣左衛門と、やり手の父親を持ちながらどうにも気弱な息子清之介。同心親子が、時代に翻弄されながらも、遭遇した謎に真摯に対峙する。大老井伊直弼が暗殺された桜田門外の変を題材にした「逃げ水」、雪に閉ざされた旅籠での殺人事件を描く表題作「雪旅籠」など全八編。時代ミステリ『恋牡丹』姉妹編、文庫オリジナルで登場。

感想・レビュー・書評

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  • 「八丁堀の鷹」と呼ばれた戸田惣左衛門とその息子の清之介が数々の事件の謎を解く、短編連作の時代物&ミステリー。シリーズ2作目ということを後に知ったけど、前作未読でも楽しく読めた。遊女のお糸の安楽椅子探偵ぶりがすごかった。惣左衛門が話が進むにつれて年老いていくこともあって、なんだか全体的に物寂しく、ラストはしんみりした。

  •  「恋牡丹」の続編。
     ミステリとしては物足りない。息子がヘタレすぎる。

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著者プロフィール

戸田義長(とだ よしなが)
1963年東京生まれ。早稲田大学卒。2017年鮎川哲也賞に投じた『恋牡丹』が最終候補作に。その選考会で『屍人荘の殺人』と対極的に論じられ、評価される(結果として『屍人荘の殺人』が受賞したが、「激戦回」と評されるほどの有様だった)。その一編が「ミステリーズ!」に掲載され、デビュー。2018年10月文庫で『恋牡丹』を刊行。

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