ニューヨークの魔法使い <(株)魔法製作所> (創元推理文庫)
- 東京創元社 (2006年7月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488503024
作品紹介・あらすじ
ニューヨークって本当におかしな街。宙に浮いてる妖精はいるし、教会の屋根にはガーゴイルが出没する。テキサスから出てきて一年、毎日が驚きの連続だ。わたしって、そんなに田舎者?ところがある日、思いもかけないチャンスが舞いこんできた。でもちょっと待って、うまい話には絶対に裏がある…。おしゃれでキュートなファンタジー、魔法版『ブリジット・ジョーンズの日記』。
感想・レビュー・書評
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読後はニンマリ笑顔になりました。
ニューヨークが舞台の大人のファンタジーとでも言いましょうか。
現実とファンタジーの世界が混在している設定は新鮮で面白かったし、思っていた以上に読み応えもありました。
最初は横暴な上司に振り回される現代社会中心の展開だったのが、だんだん魔法世界へと変化していく。
新たな職場で活躍を見せるケイティも、クスッとしたりハラハラする展開もおもしろかった。 -
魔法版「ブリジットジョーンズの日記」に納得。
テンポ良く進むストーリー。読みやすかったです。
シリーズ全部読んでみようかな・・・ -
ハリポタを意識したような大人の現代風なファンタジーでした。なかなかワクワク楽しく読むことができました。
実際魔法の企業あったら働いてみたい! -
大都会ニューヨークに魔法が隠れている……もうこれだけで本を手に取ってしまいます。
あるインスタグラマーさんが紹介されていて、私も手に取ってみました!とっても面白い!
ひとつ残念なこと……公式ホームページに誰とくっつくのかが書かれていた…それは知りたくなかったな〜 -
友人から、「ハリポタとブリジットジョーンズをプラス、というキャッチコピーに惹かれて読んだら面白かった」と聞き、いやそれは惹かれるわ!と私も読んでみた。
ほんとだー!(笑)
思っていたよりケイティがしっかりお仕事するのがとても良かった。
魔法界をマーケティングで変革する!ワクワクするわー!
登場人物(半分くらい人じゃないけど)もみんな魅力的。
続きも読みたいなー。 -
舞台はニューヨーク。
「ニューヨーク」「魔法」というワードだけで、心踊る。
田舎から出てきた女の子が、ニューヨークという大都会で自分の居場所を見付けていく、そんな様子がイキイキと描かれたキュートで楽しいお話。
自他共に普通の女の子と認めるケイティ。
が、自分では気づかなかった才能を他人から見いだされ、必要とされ、成長していく。
必要とされるって、嬉しいよね。
魔法というと、トリッキーな性質の主人公にハチャメチャな感じで活躍させたりするとんでもなお話しかも、と少々疑うところもあったのだか、良い意味で裏切られた。
地に足つけてお仕事をがんばる主人公の活躍に、ワクワク楽しくなる。
2作目も購入済みなので、期待したい。 -
大好きな本のひとつ。ずっと昔に読んだけど登録してなかった・・・
(株)魔法製作所、という株式会社と魔法のちぐはぐな言葉の響きがまさにこのシリーズを語っています。
このシリーズには真っ黒なローブやとんがり帽子、杖などいかにも伝統的な魔法!というグッズは登場しません。なんていったって舞台は現代のニューヨーク。魔法も魔法使いも現代的で、私たちの考えるいかにもなファンタジーの伝統を裏切ってくれるのが心地よい。
大人のためのファンタジーって感じですかね。
それから主人公ケイティと、はにかみ天才魔法使いオーウェンのなんともこそばゆい関係にも注目です!
なんというか、アメリカ小説の女主人公が好きになる男性のタイプって「仕事(あるいは運動・勉強)ができて、最高にホットでクールでセクシー」みたいなイメージがあるんですが、オーウェンは全然あてはまらなくて、むしろ日本的な印象をうけるほどでした。だから親しみやすい
アクション・ロマンス・ユーモア・ファンタジーと4拍子揃って最高です。