星を帯びし者 (イルスの竪琴1) (創元推理文庫)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488520151

感想・レビュー・書評

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  • 読みたかった時には絶版で3冊そろわなかったのであきらめていたが、復刊でそろったので読むことに。
    田舎の領主が自らの運命を求めて、結局目的地へ向かうんだが、後ろ向きなんだよね。行こうとしたり帰ろうとしたり。最後は絶叫で終了。まだ続きがあるからそういう終わり方でもいいけど、この1冊だけじゃ何とも評価できん。
    ただ、今どきのファンタジーというか、どこかで聞いたようなモチーフをつなぎ合わせただけのパクリ物語と比較すると、そもそもこっちが元なのだという圧倒的な独創性と、物語それ自体に生命力が感じられるというのは凄いと思う。

  • 2012年8月25日読了。

    長らく読みたいと思っても手に入らなかった状態だった本。やっと手に入れて読んだら…う~~~~ん、意味がわからん。

  • 復刊したと思ったら版元が変わっていたので買いなおし。
    ハヤカワ版で1巻は読んでいたものの、読み直してみると半分話を忘れていたので新鮮な気持ちで読めた。マキリップの描く世界は、濃密で血の通った人間の営みが見えてくるところがとても良い、と改めて思った。
    魔法の力は心(マインド)に宿る。モルゴンの旅路は続く。

  • マキリップの名作を新訳で、というありがたい再版です。

    冒頭の、既に1つの問題を解き終わってしばらくしたところからスタートする、モルゴンの日常とヘドの平和の書かれ方が印象的。この後、モルゴンがどういう存在になるか、<平和>という概念が彼にとってどんなものなのかが、あんなに重要になるとは。

    デスは魅惑的すぎてどう考えたらいいかわからない。

  • 遙か昔の高校時代、ハヤカワ文庫版(山岸凉子の美麗イラスト付き!)で、ファンタジーの面白さを覚醒させてくれた名作が還ってきた!
    ただただ嬉しくもあり、懐かしくもあり、やっぱり傑作は何年たっても傑作でした。
    ファンタジー好きの人はもちろん、そうでない人も、この3部作によって『物語』の面白さを改めて気づくのではないでしょうか。迷うことなく「読め!」とお奨めできる名作です。
    嗚呼、早く続きが読みたい!

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