ファースト・レンズマン: SF (創元推理文庫 603-5)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (473ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488603052

感想・レビュー・書評

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  • 銀河パトロール隊が出来る直前を描いた前日譚。
    バージル・サムスを主人公に据えた物語で、麻薬業者(ズウィルニク)との闘いなど、色々な物事の発端が描かれている点で、レンズマン・シリーズのファンには興味深い。
    もっとも、シリーズの他作品を読んでいなくても、これ一冊だけで楽しめる内容だと思う。
    それを踏まえた上で、後の展開を知っている読者には、にやっとできる要素がたくさんちりばめられていると思えば良いだろう。

    たとえば、キムボール・キニスンとクリス・マクドゥガルは、運命的な出会いとされていたけれど、
    実際、本編で登場するふたりの祖先(キニスンの息子とサムズの娘)は、友人としては喧嘩友達ぽく仲が良いのに、本人たちはちーっとも相手と交際しようという気がない。

    そしてボスコーンについてはまだまだ知られておらず、海賊と、麻薬業者と、それ以外という風に、銀河を股に掛けた犯罪がおおよそ三つのカテゴリに分けられていた事もわかる。

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  • 古書購入

  • レンズマンシリーズは面白いです。
    他の人が扱えない、レンズと言うものを通し
    人体の限界を超えた行動が取れるので。

    久しぶりに読むことができましたが、
    やっぱり面白いな、と思いました。
    確かに長くて、はじめて手に取ってしまうと
    ハァ、とため息をつきそうになってしまいますが、
    きちんと世界観に入ることができると面白いです。

    ここからは時系列が過去となります。
    キニスンの先祖が出てきますしね。
    そして、レンズマンができて
    彼らが活躍していくまでの記録が出てきます。
    そして、あの「敵」も。
    この時代から出ていたんですね。

    レンズマンの二人も
    すごい活躍をしますが、
    レンズマンではないものの
    天才的な力を誇るジルを忘れてはいけません。
    彼女のおかげで何度銀河パトロール隊は
    助けられているか…

    長かったです、
    でも、読めてよかった。

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