風前の灯!冥王星ドーム都市 (創元SF文庫 ハ 6-22 キャプテン・フューチャー全集 別巻)

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  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488637224

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    創元SF文庫キャプテンフューチャーシリーズ全巻読了。自分勝手に思った事を年代の新しい順に並べると。僕が今これを書いてるのは2019年。文庫の発刊が2008年。そして作者野田昌宏がこの作品を書いたのは1983年。原作者エドモンドハミルトンが亡くなったのは1977年。キャプテンフューチャーシリーズのオリジナル最終話(短編)がハミルトンによって書かれたのは1951年。
    オリジナルの終結から本作まで実に32年年。そして文庫化(実質的書籍化)までには更に25年の長い年月が経っている。感無量である。

    オリジナル版後半の物語達が初期の傑作群に比べて精彩を欠くのは致し方ない事だと思う。しかし,この野田昌宏による番外編は全盛の頃の躍動感やワクワク感を取り戻した様にまことに面白い。往年のファンの皆様方には是非通しでもう一度全巻を順番に読んでみることを僭越ながらお勧めする。

  • 翻訳者による二次創作という非常にずるい(笑)作品なのだが
    それが許されるのが野田大元帥の人柄、なのだろう。

    ハミルトンの作品に比べて「やり過ぎ感」はどうしても否め
    ないのだが、しっかりとキャプテン・フューチャーとして
    成立している辺りはさすがである。これで謎解きに思わず
    膝を打つようなひとくだりがあればなお良かったのだが。

    これで長かったカーティス・ニュートンとの冒険も無事終了
    である。ガジェットの使い方が実に秀逸だった「暗黒星大
    接近」と、何もないところから宇宙船を作り出してしまうと
    いう力業と最後のもの悲しい結末が印象的な「宇宙囚人船の
    反乱」がお気に入りでした。アニメの方も復習したいなぁ。

  • ありがとう。大元帥閣下。この本を遺して小さな冥王星に去って行ったのですね。

  • H20.9.29.AOI.798
    2007年6月27日、初、並、帯付

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