杖の秘密 ルーンの杖秘録4 (創元推理文庫)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488652135

感想・レビュー・書評

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  • 《永遠の戦士》4冊目、表紙で左手に持つ杖こそ!▲ブラス城を異次元から引き戻す方法…暗黒帝国で密かに進行する密約と陰謀…《ルーンの杖》と勝利を手にするのは?▼アマレークでの介入者が何故サセックス伯トロットだったのか?やはり前巻の隙間埋めがターニングポイントだったのか?そもそもメリアダス男爵が《ルーンの杖》に誓ったことで《混沌》の暗黒帝国を弱める駒となったのか?圧倒的な暗黒帝国の治世を覆す企て、この圧倒的なスピード感、あっさり死にゆく主要人物、ギミックの満載感、読み返して楽しめた。次はエルリック(1969年)

  • これは日本人にとってはちょっとっつきづらいかな。
    宗教観とか何かが絡んでくるし
    どうも哲学的な要素もあるからなぁ。

    だけれども、別の視点で読んでいくと
    人間の縮図をよく見ているように思えました。
    人は誰しもが評価されたがっていること。
    メリアダスもその口だったでしょうね。

    だけれども結局は暴走し、
    ヒュオン帝への憎悪がすべてを包んでしまうわけで。

    確実にラストは賛否両論もの。
    だけれども貫き通す、
    と言うのには犠牲が多く払われるもの。
    ホークムーンのそれとてメリアダスのそれとて、同様。

  • 本というのは、もちろん初めて読んだその時の印象が、1番鮮烈なのですが、それだけではなくて、時々、読み返してみるのもいいことなんだと改めて思ったシリーズでした。

    まあ、そうしていると、圧倒的に時間が足りないんですけどね。

    昔読んだときは、この「ルーンの杖秘禄」のシリーズが、永遠の戦士の中で1番子どもっぽいっと感じていたのです。でも、その子どもっぽいと感じていたところが、実は、大人の部分だったりと、今回の再読は、なかなか価値があった。

    オーランド・ファンクの最後の言葉も結構、深いな。
    今までの物語を、もう1こ大きなフレームにいれてみようとしています。

    まあ、こんなことをしてると、永遠に入れ子状になってしまうんですけどね。

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