- Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488725082
作品紹介・あらすじ
宿敵ヤン・ウェンリーと雌雄を決するべく、帝国軍の総力をイゼルローン回廊に結集させた皇帝ラインハルト。ついに"常勝"と"不敗"、最後の決戦の火蓋が切って落とされた。激戦に次ぐ激戦の中、帝国軍、不正規隊双方の名将が相次いで斃れる。ようやく停戦の契機が訪れたその時、予想し得ぬ「事件」が勃発し、両陣営に激しい衝撃を与えた。銀河英雄叙事詩の雄編、怒涛の急展開。
感想・レビュー・書評
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戦いを欲し、勝つことを欲して止まぬ気概が薄れているのはラインハルトらしからぬし、ここまで来て[more]凶弾に倒れるヤンもまた意表をついてくれる。
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2023年度【国際学部】入学前知トラ「課題図書」推薦作品
OPAC(附属図書館蔵書検索)リンク
https://opac.lib.hiroshima-cu.ac.jp/opac/volume/490667?locale=ja&target=l -
この巻は涙無くして読み進められない.本人より,その周りの人間達が,より親近感を感じる為人を持つため,どうしても周りの人達に自己を投影し,その気持ちに思い至り読者も悲しみに耽ってしまう.全く予想外でもない,淡々とした歴史書のような筆致にもかかわらず凄い手管としかいいようがない.
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はいはい、終わりが見えてきた8巻でございます
遂に”不敗”対”常勝”の直接対決再び!そしてとてつもない大事件ね
さすがの田中芳樹さんです
『銀河英雄伝説』という「歴史書」の大きな特徴のひとつがその清廉さと公平さにあると思うんですが、読者にそう思わせる手法として「後世の歴史家」による人物評の両論併記がありますよね
ヒーローをヒーローとして終わらせない
必ず良い面と悪い面、その功罪を挙げるわけです
例えば現在のヤンと一緒に時間を重ねる読者は常にヤンを好意的捉えがちですが、優しさは優柔不断さであり、高潔さは傲慢でいたずらに死人を増やしただけという見方を常に提示し続ける
このなんていうか、自らが生み出した愛すべきキャラクターたちへ向けた厳しさみたいなんが田中芳樹さんの特徴みたいな気がするんよね
ある意味両陣営に対して絶対的中立を保ち続ける姿勢が壮大な歴史絵巻を魅力的なものにしているし
単純な善と悪の対決にしないことで、現実世界での様々な問題を考える糧にしてるようなそんなような
とにかくあと2巻+外伝3巻や!-
しばらく止まってたんでちょっとスピードアップしようかな…銀英伝終わったら北方謙三アニキの『水滸伝』読み始めるんだすよしばらく止まってたんでちょっとスピードアップしようかな…銀英伝終わったら北方謙三アニキの『水滸伝』読み始めるんだすよ2023/07/22
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2023/07/22
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2023/07/23
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あぁついにこの時が来てしまった…な8巻。
そして、あぁあの時が目の前に迫っている…な8巻。 -
まさかの展開。完結まで2冊を残してこの展開。昼休みに読んで午後の仕事はもう手につかなくなった。
悩みながらも民主主義の芽を守ろうとするヤン陣営が好きだなー。 -
ここまで来たか!!!という言葉しか出ない。
これをエンタメとして自分は読んでいるのかもしれない。でも生きる自分もリアルの歴史の中にいる。明日は分からない。そんなことを考えてしまう。フィクションの登場人物たちにそう思わせられる。
激動の巻。 -
宿敵ヤン・ウェンリーと雌雄を決するべく、帝国軍の総力をイゼルローン回廊に集結させた皇帝ラインハルト。ついに“常勝”と“不敗”、最後の決戦の火蓋が切って落とされた。激戦に次ぐ激戦の中、帝国軍、不正規隊双方の名将が相次いで斃れる。ようやく停戦の契機が訪れたその時、予想し得ぬ「事件」が勃発し、両陣営に激しい衝撃を与えた。銀河英雄叙事詩の雄編、怒濤の急展開!
(1987年)
--- 目次 ---
第一章 風は回廊へ
第二章 春の嵐
第三章 常勝と不敗と
第四章 万華鏡
第五章 魔術師、還らず
第六章 祭りの後
第七章 失意の凱旋
第八章 遷都令
第九章 八月の新政府
解説/波多野鷹