巨神計画〈下〉 (創元SF文庫)

制作 : 渡邊 利道 
  • 東京創元社
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感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488767020

感想・レビュー・書評

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  • 世界各地で謎の金属の物体が見つかる。どうやら組み立てると巨大なロボットになるようだ。数千年前に埋められたようだが、誰が何のためにしたのか。どうやったらロボットを動かせるのか。謎そのものやロボットも魅力的だが、研究チームの面々に起きる困難やロボットをめぐる大国たちの政治的駆け引きが抜群に面白い。これは続きも読まねば。


  • 「家族というのは人の最悪な面を引き出すものだ」

    「物語は楽しませるため、歴史を守るため、あるいはその種の社会的目的に役立つためにあるんだ」

  • 下巻最後のインタビューで「なぬ…?」ってなったわ。
    次どうなんの。
    あと翻訳がちょっと読みにくい感じ。

  • 誕生日に自転車を買ってもらったローズはそれに乗りたくてたまらない。誕生パーティがお開きになって友達がみんな帰ったあと、ローズは新しい自転車に乗って森に走りこんだ。そして次に気が付いた時には、大きな穴に落ち込んでいて、パパが穴の縁に立っていたのを見上げていた。その穴の壁には見たこともない模様が描かれていて、ローズは巨大な手の上に落ちていたのだ。そして成人したローズは物理学者になり、今度はこの大きな手が何者かを調査することになった。すべてがインタビュー形式で書かれている。まだ続きがあるようで、入り口だけ覗いたような感じだ。

  • ついに地球防衛軍設立!!
    話がすすんで活劇的な展開に・・・。(インタビュー形式は変わらないが)
    エーリアンに近い人も登場し、適役は逃げるし、何やら死んだはずのあの人も・・・。
    次巻が楽しみ。
    しかし、インタビュアーはどこまで先を読んで手を売っていたのか?
    それとも、B案、C案、D・・・まで考えているのか・・・。

  • 巨神シリーズ(?)3部作の第1部、大団円。
    地中から発掘された巨大女神像の帰属組織も決まり、
    プロローグ編が綺麗に終わった、のかな?
    第2部と、未刊行(当然未訳)の第3部が楽しみ。

  • 下巻も面白くて、今日で上下巻を一気読みしてしまいました。
    下巻まで読むと、ロボットものとしては「ぼくらの」に近いかな…と思います。
    途中に出てきた謎の人物の語った昔話が興味深かったです。
    そして地球防衛軍とあの人の再登場…とても続きが気になる終わり方でした。
    「なぜならもしわれわれがあれを使うことになれば、それはおそらくすべての終わりを意味するでしょうから」

  • 下巻は、上巻最後に起きた予期せぬ事故により、巨神計画がアメリカの手を離れ、責任者も変わってしまい、ついには朝鮮半島の危機に巨神が投入され、ますます大変なことに……っていうお話。
    上巻で活躍したクセ者たちはもちろん、巨神の秘密を知る謎の人物(異星人と地球人が混血した種族らしい)や、上巻では目立ってなかったけど、下巻で大ブレイクしたマッドサイエンティスト(巨神計画の新しい責任者)らがブイブイいわせてくるので、ますます賑やかエンタメSFって感じになってきた(^^)
    巨神は基本2人乗りなんだけど、パイロットは3人いて、その男女比が2対1という王道三角関係の構図だよね(これが逆の男女比だとラノベみたいな感じになるのかな?それはそれで好きかも)。
    はやく続編が読みたいなぁ(๑>◡<๑)

  • アメリカはサウスダコタ州の田舎町で、11歳の誕生日に少女ローズが偶然発見した巨大な金属の手。
    17年後、物理学者となった彼女は、その手がおよそ6000年前のものであることを知り、ほどなくして、トルコで同様の金属の前腕が発見されたことから、それらが巨大な人型ロボットの一部であり、他のパーツも各地にバラバラになって埋まっているのではと推測するのです。
    こうして未曾有の規模のパーツ回収プロジェクトが動き出します。
    さらには、パーツ発見が進むうちに、内部に乗り込んで操縦できるタイプのロボットと判明して…

    魅力的なストーリーに加え、ユニークで印象深いのが、本書の語り口。
    ほぼ全編が、プロジェクトの推進者(本名すら明かされず謎に包まれた)による、各登場人物へのインタビュー記録や、「私的記録」と銘打たれた登場人物のモノローグが、テンポよく切り替わりながら物語が進んでいきます。

    上下巻それぞれのラストには、あっと驚く出来事が待ち受けており、「早く続きを!えっ、下巻はこんなとこで終わり!?」と思ったら、解説によると何と本書は三部作の第一部なんだそうです。

    いやいや、なかなか罪なことをしますね、東京創元社さん。
    罪滅ぼしに、早く続編も翻訳して、ちゃちゃっと刊行してください。

  • 作者は日本のロボアニメや特撮(アメリカで報告受けて変身すると日本の商店街で戦っている版)を観て育ったんだろうなーと思いつつ楽しく一気読み。
    展開の速さが好きだな。

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