巨神覚醒〈下〉 (創元SF文庫)

制作 : 堺 三保 
  • 東京創元社
3.88
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本棚登録 : 147
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488767044

作品紹介・あらすじ

人類はなすすべもなく滅亡の淵に追いやられた。四百万人の犠牲を出したロンドンをはじめ、世界各地の大都市に現れた十二体の巨大ロボット――彼らに対し、あらゆる対抗手段は無意味だった。テーミスを発掘したのは過ちだったのか? 異星人は己を過信した人類を罰するために来たのか? 犠牲者は増加の一途をたどり、滅亡のタイムリミットは容赦なく迫る。そしていよいよ、国連地球防衛隊にとって最後の戦いが始まる――!

感想・レビュー・書評

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  • 下巻は衝撃の連続でした。ウワーッと思ってる間に終わってしまった…続きが読みたいです。
    宇宙人が地球人を消してる理由は上位過ぎて受け入れられないけど…介入はそんなに悪なのねと思いました。
    インタビュアーとカーラの退場、悲しい。インタビュアーの過去にびっくりして(ちゃんと人間だったんだ…)と思い、カーラの強さにうううとなりました。
    新世紀エヴァンゲリオンから名付けられてて「!」となったエヴァも、カーラそっくりの無鉄砲で良いです。エヴァパイロットのチルドレンたちより若いな、10歳は。
    一応、ローズが撃退したことになってロボットたち地球から離れたけど、最後の急展開は一体。。

    映画は何時でしょう??

  • エヴァンゲリオンから名付けられた少女が出てきたり、イデオンを彷彿させたりするかもだけれど、一部はライディーンで二部になるとゴッドマーズかと思ったオバサンであった。
    三部も楽しみ~



  • 「これからもたらされる痛みを予想することは、しばしば痛みそれ自体に対処するよりもつらいそうです」

    「エヴァっていうのはスペイン語ではよくある名前だけど、両親が大好きだった日本のアニメにもそういう名前の巨大ロボットが出てくるんだって。昔のアニメよ。私は一度も見たことないけど」

    「これまでほんとうに選択の余地があったのかわからないけど、ぼくはあったと思いたい。そして自分でそれを選んだんだって。自分がそのためにつくられたことをする道を、自分の役目を果たすことを選んだんだって。」

    「きみは特定の目的のためにつくられたが、なんでもなりたいものになれるんだ。これも含めて、なんにでも。」

    「幸運とは自分がついていると信じることだ」

  • 上巻も凄い展開だったけど、下巻はもっとぶっ飛んでいて、今まで主人公だと思っていたのは影武者だったのかよ的な驚きだった。
    今作の見どころは、ローズ博士考案「これが地球人類のアイデンティティだ!」攻撃。
    まるでウルトラマン亡き後にゼットンを倒す科特隊みたいな感じなんだけど、攻撃に使ったモノがモノなので、あまり絵的に映えないかも

  • 「巨神計画」の続編。前作では地球のあちこちに散らばった巨大ロボットの部品を集めて組み立て、動かすというワクワクする話だったが、今作は前作から10年後から始まる。もっと進化した巨大ロボットがロンドンに突如出現したのだ。地球で見つかったロボット「テーミス」を動かす二人や、研究者たちは人類を滅亡から救えるのか。前作と同様にインタビュアーとの会話等音声記録の体で話が進む。前作ではそれが面白く感じたのだが、今回はそれが邪魔に思える箇所がいくつかあった。死の恐怖を感じてる時、子供がパニックに陥ってる時、あんなに意味の通ることを話すかなあと素朴に思ってしまった。でもアイデア自体はすごく興味深い。人類と対話しようとはしてない異星人に、どうやってメッセージを伝えるのか。その答えが斬新だ。何とこの話は三部作らしい。どうやって決着がつくのか、三作目が楽しみ。

  • 元々3部作という事は分かっていたが、やはり、まだ何かくすぶっているような不完全燃焼のよう。 
    インタビュアーが巨人のガスで死亡し、さてどうなるかと思いきや、生き返ったローズが後を引き継ぐ。 カーラも死亡して突如出てきた、娘が後を継ぐ。まあ最終部である次が正念場か。

  • 巨神計画の9年後。いきなり巨大ロボットが多数出現という展開に驚かされる。人類は、本当に生き延びることができるのか。そもそもこのロボットを作った異星人の目的は何だったのか。かなりの部分が謎のまま、続巻に続く。3部作で終わるんだよねって、念をおしたい気分。

  • 巨神覚醒〈下〉 (創元SF文庫)

  • ロンドンに出現したロボットは、イギリス政府の稚拙な対応で何十万もの市民が殺害された。そして全世界に十数体のロボットが出現し、霧状のガスを散布して何百万人もの人々が殺された。そんななかで、ごく少数のガスに取り巻かれても生き残った人々がいる。なぜ生き残ったのかそれを必死で調べるローズ達。そしてテーミスのパイロットのカーラは、ヴィンセントがテーミスと共に出奔している時に、自分たちに大事な情報を得てプエルトリコに行った。これからどんな展開が待っているのだろうか?まだ続きがあるという。

  • 一気読み。
    予想の遥か上を行く展開がとてもスピーディでスリリングで読む事が楽しい。登場人物のエヴァがエヴァンゲリオンから取っている事が書かれてたのには驚いた。
    次でラストらしいけど、最後まで読ませない展開は最後まで楽しませて欲しい。

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