ロボット・アップライジング: AIロボット反乱SF傑作選 (創元SF文庫)
- 東京創元社 (2023年6月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488772055
作品紹介・あらすじ
人類よ、恐怖せよ――現代文明に浸透しつつあるAIやロボットが、もしも反旗を翻したら? 『2001年宇宙の旅』『ターミネーター』『マトリックス』など、ポップカルチャーで繰り返し扱われてきた一大テーマに気鋭の作家たちが挑む。AIという言葉を発明した伝説的科学者ジョン・マッカーシーの作品を始め、アレステア・レナルズ、イアン・マクドナルド、コリイ・ドクトロウらによる傑作13編を収録。
感想・レビュー・書評
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SF。短編集。ロボット。AI。
副題の"AIロボット反乱SF傑作選"の通り、全体的に暗めの作品が並ぶ。
すべて2000年以降の作品で、だいぶ新しめの作品集。
メッチャ面白いという作品はなかったが、無難に楽しめる作品揃いだった感じ。
アレステア・レナルズの作品を読んでみたいと思った。
日本では翻訳が進んでいない、ンネディ・オコラフォーの作品を読めたことも嬉しい。
個人的ベスト3は、アレステア・レナルズ「スリープオーバー」、ショーニン・マグワイア「ビロード戦争で残されたいびつなおもちゃたち」、ンネディ・オコラフォー「芸術家のクモ」。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
AIおよびロボット達にまつわる短編集。前半が比較的読後感が良いものが多いのに比べ後半は暗い味わいのものが多く、編集の仕方ー!と個人的には思わざるを得ないが、その方がSFの読み物としては良いのかもねとも思う。結局人工知能って不穏だから。
何処までをAIと捉えるのかという定義は必要かと思うのだけれど、私は人間のように思考しつつも人間の感情を理論で切り捨てられるような思考を容易に持ち得る存在をAIとして描いてくれる話が好きなので、ビックマックの話がもっと読みたいと思ったことでした。
個性を持つAIの話が好きです。 -
20世紀中に最終戦争が基本設定だったようにAI反乱は既定路線?
冷戦終結で平和の配当で豊かな社会がーという予想同様外れて欲しい
「小さなもの」は余りに危険なナノマシンは何のために開発された?
「芸術家のクモ」が良かった