絶滅寸前季語辞典

制作 : 夏井 いつき 
  • 東京堂出版
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本棚登録 : 27
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784490105803

感想・レビュー・書評

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  • 単語のひとつひとつは
    ただの木片で、
    それはゼペットじいさんの様に愛を込め、
    上手に組み立ててやらないと
    ピノキオ…
    ではなく、文章は魂を持たないものだ、
    と、思っている。

    だが、
    この<季語>という木片からは
    思わずくん、と匂いたくなる
    芳しい香りが漂っていた。

    俳句とは五・七・五で綴られるたった17文字の風景。

    だけど、
    この香木の様な季語ひとつあれば、
    小さな世界はぐっと奥行きを増して行ける力を感じる。

    絶滅寸前…
    と、あるので普段、耳慣れない言葉は多いけれど
    いつき先生の面白解説と共に、
    四季の風情を充分楽しめた。

  • なじ■
    現代の生活では既に廃れている風習、
    俳句の世界ですら見かけたことの無い言葉など、
    「絶滅寸前」の季語を様々な逸話や説明つきで紹介。

    面白いなー!と思いながら読んでて
    読み終わった後に著者がプレッシャーバトルの
    夏井いつき先生だと気付いたんですが
    なるほど納得の面白さでした!

    続刊も読んだんですが、
    10年前に書かれた本で絶滅寸前と
    取り上げられていた「ステテコ」が、
    名称も変わることなく今年の夏も
    元気に発売されまくってることに
    安心しました。

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