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- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784490105803
感想・レビュー・書評
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単語のひとつひとつは
ただの木片で、
それはゼペットじいさんの様に愛を込め、
上手に組み立ててやらないと
ピノキオ…
ではなく、文章は魂を持たないものだ、
と、思っている。
だが、
この<季語>という木片からは
思わずくん、と匂いたくなる
芳しい香りが漂っていた。
俳句とは五・七・五で綴られるたった17文字の風景。
だけど、
この香木の様な季語ひとつあれば、
小さな世界はぐっと奥行きを増して行ける力を感じる。
絶滅寸前…
と、あるので普段、耳慣れない言葉は多いけれど
いつき先生の面白解説と共に、
四季の風情を充分楽しめた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なじ■
現代の生活では既に廃れている風習、
俳句の世界ですら見かけたことの無い言葉など、
「絶滅寸前」の季語を様々な逸話や説明つきで紹介。
面白いなー!と思いながら読んでて
読み終わった後に著者がプレッシャーバトルの
夏井いつき先生だと気付いたんですが
なるほど納得の面白さでした!
続刊も読んだんですが、
10年前に書かれた本で絶滅寸前と
取り上げられていた「ステテコ」が、
名称も変わることなく今年の夏も
元気に発売されまくってることに
安心しました。
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